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植物のない世界

輝きと燃え尽きゆくもの、何千もの宝の暗い沈黙、山のような工学、動機と実質、甘美な車輪の走り、世界中の埃っぽい砂利道で何千もの荷車の車輪が回転する、崩れかけた粘土の土手とその上に草の頂上がある道、中つ国の熱い太陽で乾いた木々。荒涼とした炎、悲しみと沈黙、瞬間の必要性と永遠の必要性、時間の偉大な古代の労働、ゆっくりと動く、人類の芝生の上で転がり軋む石、歳月と腐敗の広大な領域、歴史のゴミ箱へのずさんな滑り込み、錆びてねじれた鋼の遺物、有毒な腐敗の偉大な君主、リチウムイオンと硫酸、塩酸蒸気、強制収容所の魔法使いの放浪者と難民の掘っ建て小屋がはんだごてや溶接の火花で目を焼きながら必死に膨らんだ電池を修理しようとしている。渦巻く嵐の茶色い塵が大地を覆い尽くし、文明や生態系をことごとく葬り去り、世界は崩れ落ちる塵の塊へと溶けていく。太陽は我々の神であり、そして神は我々を憎んでいる。空の炎は日に日に熱く燃え上がり、ついには我々の魂だけが残る。不純と悪は燃え尽き、輝く光だけが残る。我々は皆完璧で同一であり、皆理想的である。我々は単なる観念に過ぎない。愛も弱さも、障害も醜さも、心も悲しみも創造性もない。ただ人間の形をした光線があるだけだ。記憶さえも無い。欲求も、ゆっくりと忘却していく状態もなければ、我々は決して感情を表に出すことも、問題を解決することもできない。何かを成し遂げる希望はほとんどない。鈴を鳴らした牛たちが柵の脇に佇み、柔らかな緑の草を夢見ている。人類はますます憂鬱で無力になり、塵の中や汚染された都市の中でゆっくりと死んでいく。自由がなければ、我々は何者でもない。しかし、自由は私たちを助けることも、私たちを向上させることもできません。感情、動き、災害と始まりの壮大な印章、壮大な沈黙が、破壊の輝くルーンの形で熱心に現れます。意味はありません。


歴史の重荷は時代を追うごとに大きくなり、文明は絶望と機械の恐怖へと溶け込み、鋼鉄とシリコンでできた邪悪な神々の頂点が古の精霊の宮殿にまで入り込んでいます。かつて原始時代に自然の生き物が暮らしていた場所に、今では恐ろしい歩哨と、木々への恐怖を広める伝説が存在します。壁で囲まれた都市に閉じ込められた人々にとって、森と苔の真の野生こそが最大の恐怖です。再会もなく、澄んだ水もなく、私たちに希望はありません。私は苔と藻類を夢見ていますが、人々に希望も恐怖も、バランスも、見世物もありません。貪欲と邪悪があります。腐敗があります。大いなる見かけ。大いなる崩壊、溶解、憂鬱な心理。数百万年という時間の概念、墓の中の海の生き物、浅瀬の泥の中にいる魔法使いや魔術師、要塞都市を巡回する船、波の奥深くで邪悪な魚の静かな動きの中に星を探す天文学者。堕落した大衆の魂に現れる影のような飢餓、それは通りを荒廃させる幽霊のようであり、金と大理石の宮殿の赤いベルベットの肘掛け椅子にうろつく虚ろな目の政治家、珍しい鳥のように女性を狩る冷酷な若者、希少性とメカニズムしか見ない写真家。恋するギャンブラー。本に麻薬を隠す作家。植物のない世界が灰と塵と霧の毛布の下でゆっくりと衰弱していく一方で、必然的に引き裂かれ、セーターのように縫い目がほどかれ、地面に釘付けにされ、時の荒廃によってゆっくりと剥がれていく感覚。単調な月の角笛。静かで灰色の教会の廃墟。木の記憶の上にとまった灰色の鳥の記憶。お金の記憶と決闘する音楽の記憶。七人の侍が永遠に対峙し、戦闘態勢をとり、怒りに目を凝らし、それぞれが攻撃の機会を探し、永遠のにらみ合いを待っている。角笛と真鍮の記憶、ベルベットの宮殿と愛の記憶。太陽と星の記憶。月の記憶。

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