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異世界からの現代社会に転生しました。  作者: ヘッジホッグ
2章 3歳になりました。
19/48

19話 救出した相手は知り合いでした。

「 やったか!! 」


「 あなた! それフラグ!! 」


「 母様! 大丈夫です。 無事ゴブリンは倒せたみたいです。 」



 そう言って見つめる先にいるゴブリンの全身が魔素化していき、やがて全身が消滅すると赤い宝石の様なものだけが残った。



「 ゴブリンの魔石が手に入りましたね 」


「 魔石? あのゲームやラノベで出てくるアレ? 」


「 ちょちょ ちょっと待ってあんた達は一体? はっ!! それよりも娘が!! 」



 突然魔物現れた魔物という状況に混乱している女の子の父親だったが、蹲っている女の子へと駆け寄っていき女の子の肩をつかむと心配そうに女の子を抱きしめながら名前をよんだ。



「 アイラ!  大丈夫か! 怪我は無いか? 」


 同じ幼稚園に行っているアイラちゃんだったようだが、父親の呼びかけに返事は無く恐怖に震えて体を抱え声なくいるようだった。

 


「 え? アイラちゃんって同じ幼稚園の子だよねぇ 」


「 そちらのお子さんがアイラが良くい言っているソウイチ君ですか 」


「 アイラちゃんはゴブリンの纏っていた悪意の籠った魔素にあてられて混乱してるようです。まずは『ヒール』をかけて回復してみます。 」


「 え? 一体どういうこと? 『ヒール』? 」



 母様に下してもらうと、アイラちゃんの元へ歩いていき優しく声をかける。


「 アイラちゃん もう大丈夫だよ 悪い魔物は倒したから心配しなくてもいいよ 」


 声をかけても聞こえて無いのか反応が無い・・・・・

 思ったよりもゴブリンの魔素の影響が強く恐怖を増大させてる様だ・・・・

 光属性の魔力で体を活性化させて自己治癒力を高める『ヒール』をかけて様子を見るしかないようだ。


 ソイルと魔力の循環をして光属性の魔力を受け取ると自己治癒力を高めるイメージで構築された光の魔力がアイラちゃんへと注がれていく、すると蹲っていたアイラちゃんの表情に少し光が戻った。



「 ・・ト・・けて 」


 声を発したアイラちゃんにアイラちゃんの父様が堪らず声をかける。



「 アイラ!! パパだよ!! もう大丈夫だよ 」


「 ・・・パ パ? うわ~~~ん パパ~~~~ 」

 


 安心した様で父親へ抱き着き泣きじゃくっているアイラちゃんを見ていると無事だった事に安堵し、振り返って母様に抱き着くと高ぶった俺の心もようやく落ち着きを取り戻す事ができた。

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