15話 3歳になりました。
3歳になりました。
あれから火の下級精霊のフレイと風の下級精霊のシェリーに光の下級精霊でクラーテ、そして雷の下級精霊のライラが仲間に加わりました。
両親とも生活魔法の獲得や精霊との対話への情熱は凄まじく各精霊共、下級精霊から自我を獲得して下級を卒業し通常の精霊へと進化しております。
スイは水色で透き通った長い髪で優しく明るい女の子タイプへと、ソイルは土色の短髪イケメンな寡黙な男の子タイプへと進化しフレイは真っ赤な肩まで伸びた元気で活発な女の子タイプでシェリーは緑色の肩まで伸びた髪で元気ないたずらっ子な女の子タイプ、クラーテは金髪の短髪で王子様タイプに、そしてライラは寡黙な紫色の短髪の女の子タイプな2男4女な羽の生えた妖精の様な姿へと進化しました。
おそらく両親の各精霊へのイメージが進化後の姿へと影響したのだろうと思う。
生活魔法も上達し畑作業はもちろんの事、スイとフレイでの複合魔法でお風呂のお湯を入れたりフレイとシェリーでドライヤーの代わりをする等一度に扱える魔力量も増加してます。最近はライラの電力で短期間の使用な物から順に家電を使えないかと頑張ってるみたいです。
俺はと言うと、幼稚園に行きはじめた事、また父様や母様が良く言っているラノベを原作としたアニメにハマりその結果、その他のアニメにもドハマりしたオタク道を突き進んでます。ラノベを何とか読める様になろうと漢字の読み書きもここ1月ほど前から頑張ってます。
しかし、このラノベなどで出てくる異世界転生ものや異世界転移もので出てくる世界の魔法や魔物等が俺の前世と似てたりするのは何故なんだろうか?
俺の様に前世の記憶を持った人がいるのか、それとも異世界転移してきた人とかがいるのだろうか?
そんな事を考えていると、俺の部屋のドアが開いた。
「 主殿 母上が晩御飯が出来たからと呼んでいるでござるよ 」
「 ソウイチ~♪ 早く来ないとソウイチの分もアタイが食べちまうぞ~♪ 」
何故か侍口調なソイルと何時も元気というか騒がしいフレイが飛び込んできた。
「 お前は精霊なんだからそんなに食べれないだろ~ 」
「 ふ~んだ! 」
魔力さえあればご飯を食べなくても平気なはずの精霊達だが食べる様になってしまってる。まぁ彼女達のサイズの食事なんてたかが知れてるし、働きのお陰で沢山の野菜や魚や生活魔法による雑費が節約になってるらしいのでいいのだが、そんな事を考えながらカレーの匂いのするするダイニングへと走って行った。
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