10話 精霊との契約
「それじゃぁ まだ生まれたばかりの下級精霊の為、少ししか自我に目覚めてませんが、契約してしまいます。」
そう言って水の下級精霊へ近づくと嬉しそうに俺に向かって近づいてきたのでノートに書いておいた水の精霊との契約魔法陣へ魔力を流し込み魔法陣を呼び出すための、キーワードを唱えた。
「コントラクト アクア」
そう唱えると水の下級精霊の下に契約の魔法陣が浮かび上がり魔法陣から発せられた光が精霊を堤込んだ後しばらく待っていると発せられた光を精霊が吸収していった。水の下級精霊が契約を受け入れたのだ。
「よろしくね! 君の名前はスイだ。あそこにある畑の水やりをお願いしたいの」
「------------♪」
そう言うと、わかったとでも言うように水色の光が少し強くなり俺の周りを飛び回った。
「とーしゃま かーしゃま 水の下級精霊と契約できました。名前はスイです スイ 二人は僕の両親だよ」
そう言って再び二人の手を握り二人の両目に魔力を送りスイを見せた
「おー! なんだか良くわからんがよろしくなスイ」
「まぁ スイちゃんっていういのね よろしくね」
スイは両親に近づくと元気よく二人の周りを飛び回った。
次は土の下級精霊だ。畑で飛び回っている土の下級精霊に近づくと土の精霊の契約魔法陣に魔力を送りキーワードを詠唱した。
「コントラクト アース」
そう唱えると先程と同じ様に土の下級精霊の下に契約の魔法陣が浮かび上がり魔法陣から発せられた光が精霊を堤込んだ後しばらく待っていると発せられた光を精霊が吸収していった。土の下級精霊もまた契約を受け入れた。
「よろしく 君の名前はソイルだ 畑の管理をお願いしたい」
「------------」
今度は水の下級精霊と違ってゆっくりと近づいてきてふわふわと俺の周りをまわってきた。
これもまた了解したという事なのだろう。
そして再び二人の手を握り二人の両目に魔力を送りソイルを見せた
「とーしゃま かーしゃま こっちはソイルです ソイル 二人は僕の両親だよ」
「よろしく ソイル 聡一の父だ」
「よろしくねぇ ソイルちゃん そうちゃんの母よ」
スイとは対照的にソイルは両親に近づくとゆっくりふわふわ近づくと少し発光して挨拶をしてきた。
よろしくという事なのだろう。
「これでスイとソイルとの契約が終わったから今までやっていた畑や池への魔力供給から解放されたのでとーしゃま かーしゃま まずは、スイとソイルが自分たちで見えるようになってもらいます」
「そうね 家族が見えないんじゃぁ不便だからねぇ」
「おう 頑張るぜ」
そう言いながら家の中に戻ることとした。
意見、ご感想、ご評価、ブックマーク登録を何卒よろしくお願い致します!