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火六事務所へようこそ  作者: 守野伊音
一章 はじめての事件簿編
5/31

5怪





 部屋に戻ってきた火六さんは手ぶらだった。


「あの、さっきのゴミは……」

「捨てました」


 ゴミなのでとはっきり言った火六さんの言葉に妙に納得してしまう。

 はあ、と、曖昧な返事しか出来なかった私の前を通り過ぎ、火六さんは窓の前に立った。洗濯鋏で隙間なく止めたカーテンから、その向こうははっきり窺えない。

 だけど、夜には見えてしまうのだ。あの男が窓に額を打ち付ける影が、嫌と言うほどはっきりと。


 少しでも安くしたいからと、遮光ではないカーテンを買うんじゃなかったとこんなにも後悔するだなんて、思いもしなかった。

 カーテンは開けないけれど、毎日夜が来る前に鍵を確認する。カーテン越しに鍵に触れ、かかっているかしっかり確認するのだ。その時以外は近寄りもしない窓の前に、火六さんは立っていた。


「開けますよ」

「………………お願い、します」


 正直、開けてほしくない。今すぐ部屋から飛び出していきたい。だけど、それじゃ意味がないから火六さんにお願いしたのだ。

 全てつけては買い足してと繰り返し、凄まじい数になっている洗濯鋏を一個一個外している火六さんの背中に隠れる位置に立ち、恐る恐るその手元を覗き込む。


「あの……一気に外して大丈夫ですよ? 思い切ってこう、ぶちぶちぶちーっと」

「……豪快ですね。ですが、やめておきます。流石にこの量になると、力に物を言わせても負けそうです」

「すみません……百均は手が出しやすくてつい……」


 気軽に手が出せる分、加減せずに大量買いしてしまったのである。自分でもちょっとどうかと思ったのだが、節制精神は恐怖に負け、購買意欲に火をつけてしまった。

 せめて取り外しを手伝おう。火六さんは上から順に外しているので、下から外していこうとしゃがみ込む。一人だと近寄れもしないのに、今はあれだけ必死に取り付けた洗濯鋏を外している。何だか不思議な気分だ。ここ最近、一切感じなかった日常がふっと戻ってきたように思った。

 思ったところで、はっとなる。


「すみません! 私、エアコンつけてませんでした!」

「お気になさらず」

「それは無理という話ですよ! 正直いうと火六さん熱中症で倒れそうで……火六さん、汗かいてませんね」


 慌ててエアコンのリモコンを手にしてから見た火六さんは、汗一つかいていない。長袖長ズボンのジャージを着込み、襟元まできっちり閉めているにもかかわらずだ。

 リモコンの電源を押す。ピッと軽い音がして、エアコンが本領発揮するまでの軽いジョブで、ういんういんとうなりが上がる。次いで、大量の生暖かい風が流れ出してきてからが本番だ。

 徐々に冷たくなり始めた風を感じてから、リモコンを置く。この調子なら温度設定を下げなくてよさそうだ。冷房が効かなければ除湿という手もあるけれど、これだけ外が暑ければ冷房で大丈夫そうである。

 これで部屋主として客のもてなしの最低条件を満たして……お茶も出していなかった。今すぐ出すべきか。だが、先にベランダを見ようとしてくれているので、それが一段落してからのほうがいいだろうか。

 結論として、後で出そうと決める。

 部屋主として客のもてなしの最低条件一歩手前で足踏みした状態で、話を続けた。


「火六さん、そのジャージどういう仕組みしてるんですか? こう、霊的な何かを従えて?」

「気合いと根性です」

「気合いと根性で……いやいやいや、汗かいてないって倒れる寸前だったりしません!? 大丈夫ですか!? お茶、いやお水!? 出しますからちょっと待ってください!」

「それは頂きたいですが、先にこっちを片付けてからにしましょう」

「へ?」


 あっさり、本当にあっさりとカーテンを開けた火六さんに、ぽかんとする。

 このひと月、まるで出番のなかったカーテンのレールがじゃっと張り切った音を立てて擦れ、カーテンは何事もなかったかのように開いた。レースのカーテンも一緒に開けたのか、突然現れた窓に気持ちが追っつかない。

 一瞬、夜が現れたのかと思った。


 だって、真っ黒だったのだ。

 窓が、真っ黒だ。夜に塗りつぶされたかのように真っ黒な窓が、真っ昼間の部屋の間に立ちはだかっている。

 へたりと、座り込む。理解も気持ちも追いつかないまま、喉から奇妙な音が漏れる。それが悲鳴の前兆だと気づく余裕すら、私にはなかった。

 そう。私には、なかった。


「派手に汚されているようですし、掃除します。掃除は料金内に入っているので大丈夫です。バケツありますか? バケツに水を入れて持ってきてください。出来れば雑巾か、要らないタオルもお願いします」


 火六さんには余裕がありまくりだった。

 あっさりと窓を開けた火六さんの足下に、大量の蝉の死骸があった。大量に、敷き詰められたタイルのように、折り重なった海のように。

 再び、私の喉がひゅっと引き攣る。


「スリッパ、予備ありますか? あ、軍手とゴミ袋は持ってるので大丈夫です。スリッパなければ、靴下の予備があるのでもうそのまま出ますが、どうでしょう」


 上げそびれた悲鳴、再。ついでに恐怖も感じそびれた。

 私の宙ぶらりんな感情を置き去りに、火六さんはリュックからゴミ袋と軍手を取り出した。軍手を装着すると口を開けたゴミ袋にざかざか蝉の死骸を流し込んでいく。一個一個放り込んでいくなんてもんじゃない。手を箒のようにして、ざっかざっかと流し込んでいく様は、まさに作業。

 その彼の向こうには、さっきまで私達を焼いていた太陽の日差しと、憎いくらいの青い空と大きな入道雲。まさに夏真っ盛り。夏といえばこの光景だといわんばかりの空と、暑さと、蝉(死骸)と真っ黒な窓と、作業中の清掃員(霊能者)。


「……………………火六さん」

「はい」


 ざっかざっかと作業している手を休めず、火六さんが返事をする。


「私、この一ヶ月、怖くてこの窓開けられなかったんです」

「開けなくて正解です。開けたらそれを招き入れることになっていたかもしれないので。橘花さんは、危険を察知し回避する、生物としての無意識の本能が正常です。ここに異常を来している、または本能の警告を無視して見栄やノリで何かを行う馬鹿者は死にます」


 それは、こんなにあっさり話す内容だろうか。


「…………………………死ななくて、よかったです」

「はい」

「………………ものすごく怖かった窓をあっさり開ける前に、心の準備を、させて、もらいたかったです。わがままかも、しれませんけど、何かこう一言」


 火六さんはそこでようやく私を見た。ぱちりと瞬きして、少し考える。


「開けました」

「事後報告!」

「すみません。夜が来る前に一通りの作業を終えたかったので」


 やっぱり作業だった。

 そうしてまたざっかざっかと蝉の死骸を片付け始めた火六さんを呆然と見つめ、私は身体中の力が抜けた。ついでに気力も抜けた。後には虚無と虚脱とやけくそが残った。


「…………手伝います」

「助かります。じゃあ、とりあえずバケツに水と雑巾の用意をお願いします」

「はい…………」


 何だか全てがどうでもよくなった私は、のそのそと部屋の奥に引っ込み、言われたものを用意した。

 お風呂場でバケツに水を溜めている間に、残っていた洗濯物もさっさと始末した。風呂場と隣合わせになっている洗面台を何気なく覗けば、髪がぼさついている顔色の悪い自分がいた。慌てて髪を直し、にっと笑ってみる。

 これは、椎木さんも心配するだろう。隠し切れていない目の下の隈、汗をかいたことを差し引いても化粧が浮いている顔、後れ毛が落ちすぎている髪。

 駄目だ。アウトだ。なんて顔で外に出ていたのだ。どう好意的に見ても病み上がりだ。好意的に見なければ病み真っ最中である。

 怪奇現象に脅えていたが、お前がホラーと言われても否定できない状態である。

 自分で見ても怖い。

 慌てて部屋に戻り、化粧水とコットンを持って戻ってくる。化粧水を浸したコットンを押しつけ、とりあえず浮いた分だけでも修正しようと試みる。何とかしようとわたわたしている間に、バケツの水はしっかり溢れた。


 病み真っ最中な状態を今まで見られていたのだから今更だと自分を慰め、直しきれなかったぼろぼろの状態で火六さんの元に戻る。


「バケツです………………」

「……さっきより気落ちしていませんか? 何か見ましたか? 鏡ですか? それか、廊下に面したの小窓に何か?」


 確かに洗面所には廊下に面した小窓がある。これは玄関横にあるから、廊下側でも存在が確認できるため、火六さんがその存在を知っていてもおかしくはない。それはおかしくはないのだけど、内容が問題だ。窓が怖かったのに、廊下も怖くなったら私は部屋から出られなくなる。


「こ、怖いこと言わないでください」

「すみません。不純物を取り除いたことで、恐らく生来の貴方であろう性格が復活してきていたところに気落ちが見えたので、ぶり返したのかと」

「え?」

「何もなければ結構です。じゃあ、とりあえずそこに出してあるペットボトルのキャップをスプレー式のものに変えて、窓全体に吹きつけてください。その後は普通の掃除のように雑巾をかけてください」


 蝉ががしゃがしゃしている袋を寄せながら指された先には、口が開いたリュックと、その隣に五百㎜のペットボトルが三本並べられていた。二本は満杯まで透明の液体が入っていたが、一本は三分の一ほど減っている。


「これ、お酒って言ってませんでしたか?」

「お酒です。正確には、塩も入ってます」

「お塩……何だか、お清めダブルパンチって感じですね」


 冗談で言ったのだが、火六さんは真面目な顔で頷いた。


「いちいち分けるのが面倒だったので。少しでも荷物を少なくしたかったのと、手間を省いた結果、この形になりました。大変便利です」

「…………そんな、家事の裏技みたいなノリでいいものなんですね」

「そんなものです。ようは気持ちですので」

「はあ」



 私はいま何をしているのだろう。

 マジックペンで塗り潰されたかのように真っ黒になった窓ガラス。大量の蝉の死骸。こんな名探偵だって真っ青になりそうな、怪奇現象真っ最中なベランダにいる私は、しゅこしゅこ気が抜ける音をさせながらお清めダブルパンチなスプレーを窓ガラスに吹きつけている。

 どこからどう見ても、ただの掃除である。

 あれだけ恐れ脅えていたベランダを見るどころか開け、開けただけでは済まずその場に立ち、今日初めて会った男の人に手伝ってもらって、掃除。

 考えれば考えるほど、何をしているのかよく分からなくなってきた。とりあえず、軍手が蒸れて暑い。

 しゅこしゅこしゅこ。

 霧状とはいかずとも、それなりに細かくなった酒が窓ガラスに当たる。すると、面白いほどに黒がとれる。酒が触れた場所からどろりと汚れが落ちていく様は爽快感すら齎す。

 『家中のお掃除にこれ一本!』頭の中で知らないおじさんがいい笑顔を浮かべる。『今ならなんと、一本お買い上げ頂いたお客様にもう一本おつけして、お値段そのまま! 更に更に、掃除用スポンジまでついてきます!』『わー! 凄いですねー!』頭の中で通販が始まってしまったくらいには、現実逃避が捗った。


「あの……この汚れって何でしょう」


 ざっかざっかと入れる程には量がなくなったのか、今の火六さんは何匹か纏めて蝉の死骸を掴み、袋に放り込んでいく。エアコンの室外機の下が取りにくいようで、苦戦中だ。


「穢れです」


 どうやら室外機の奥の死骸が取れなかったらしく、何度か奥を確認しながら顔を上げた火六さんは、一旦袋を置いて軍手も外した。リュックに手を突っ込み、新聞紙を取り出す。それをくるくる器用に丸めていく。

 小学生の時分、立派な剣となった伝説の新聞紙剣の出来上がりである。勿論切れはしないのだが、きっちり隙間なく丸めればそれなりの強度を誇るので、目を突いてしまわないよう親から口を酸っぱくして注意されたものだ。

 火六さんは、新聞紙剣を室外機の下に突っ込み、何匹かの死骸を弾きだしていく。


「人は本来、悪意を含めた己に害為すものに対して防衛本能があります。だから、それなりに健康的な精神状態の生きた人間には、本来悪霊は近寄れないんです。ですから、こうやって穢れをつけ、徐々に精神を蝕み、弱らせ、近寄っていくんです。そうじゃなければ近寄れないので、精神を弱らせ、つけ込み、穢れを持ち込ませます。さっき貴方の部屋から持ち出したゴミ袋、あれにも蝉の死骸が大量に入っていました。弱った貴方が悪霊に当てられて、徐々に持ち込んでしまったのでしょう」

「…………………………へ?」

「ここに来るまでの間、あちこちに動物の死骸がありました。貴方は水溜まりだと言っていましたが、あれ、死骸です。掲示板に注意の張り紙がありましたね。あれです。しかし、貴方は見事に避けていました。血に触れていたら蝉の死骸の比じゃないほどの穢れが持ち込まれていたので、避けて正解です」

「………………………………え」

「これも奴らの手口の一つですし、奴らに限らずそういうものなんですが、人は一つの事に注視してしまうと他が疎かになるんです。よいパターンだと、他が全て駄目でも一つの事柄に関しては天才的な才能を発揮するという形ですが、悪いパターンだと他への防御が疎かになり、結果的に全てがぼろぼろになります。今回の場合は、貴方はベランダに現れる男に意識が向きすぎて、身なりや初対面の人間に対しての注意力が散漫になっていました。さっきも言いましたが、いくら困っていたからといって、今まで関わったこともない事柄の専門家に依頼に来るのなら、ご家族かせめてご友人と来るべきです。また、部屋につれていくのもそうです。絶対に誰かにいてもらってください。乞われたからといってゴミも渡してはいけません。聞いたこともない職業の相手なら、まずはネットで調べてください。一応サイトありますから」

「どうして、サイト見てないって、分かったんですか?」


 聞くべき事はこれじゃない気がしたけれど、怒濤の情報に頭が追っつかなかった。かろうじて一番最後の疑問に食らいつけた形だ。


「僕の名字を読めていなかったので。サイトには確か読み方書いてあったはずです。僕が作ったんじゃないのであまり覚えていませんが」


 何を言われているのか、全部をすぐに理解することは出来なかった。

 一気に、雪崩のように畳み込まれる言葉は、情報量が過多であったことと、あまり聞きたくない内容だったからか、すぐに飲み込めない。

 だが、とりあえず、身なりが整っていないと思われていたことだけは分かった。

 普通なら恥ずかしいと思うはずなのに、何だかもう、今更のようにも思えた。それくらいには私もいっぱいいっぱいなのである。


「弱った所に悪意ある存在はつけ込むんです。詐欺や新興宗教の誘いも、そういう弱った人間につけ込みます。困っている人間のところに現れて、救いがあるように見せかける。大体、この手の類いの事件で新興宗教が救えるなら、既にある神社仏閣に祈った段階で救われます。先に神仏に祈ってから次の手を考えたほうがいいです。ああいったものは、例え本当に神がいたとしても生まれて数十年ほどの若神です。新人に頼るよりベテランに頼んでください。どう考えても神社仏閣のほうが年季の長いベテランで、プロです」

「…………はあ」

「あと、貴方に僕の事務所を紹介した男が人間であったと断言も出来ません」

「はい!?」

「僕は確かに仕事柄警察とも付き合いがありますが、僕と直接の付き合いがある警察はゴリラみたいな男性です。僕のことを胡散臭いと思っている人も多くいますし、何にせよ僕を紹介するにしても、そのゴリラを通してくることがほとんどです。ちなみに、その刑事から受け取ったというメモ、まだありますか?」

「え」


 さっきからまともな返事が出来なくなっている私は、慌てて軍手と汚れた靴下を脱いで鞄を探る。財布、スマホ、ハンカチ、ティッシュ、化粧ポーチ、メモ帳、ボールペン。

 メモ帳を引っ張り出し、挟んでいたメモを探す。ない。鞄の底を探る。ない。鞄のポケット、手帳型ケースのついたスマホ、ハンカチ、ティッシュ、化粧ポーチの裏まで探す。ない。

 呆然とベランダを振り向く。蝉の死骸を集め終わったらしい火六さんが、窓ガラス掃除に移行していた。早い。手慣れている。私などよりよっぽど上手に黒を落としていく。彼はプロだ。掃除の。


「ありましたか?」

「ない、です」

「そうですか。じゃあ人間じゃなかったようですね。ああ、別に悪いものじゃないので放置で結構です。いるんですよ。死んでもお節介な人間が。人間以外のものでも、お節介は結構います。お節介というか、気まぐれというか。だからまあ、気にしないでいいと思います」


 これはそんな、さらりと流していいことなのだろうか。

 彼と話していると、今までの常識ががらりと覆された気になるのに、どうでもいい気にもなる。ベランダのことだってそうだ。もっときちんとお祓いという形を取るのだろうかと漠然とした知識を頼りに考えていたのに、実際に行われているのは掃除である。

 どっと肩の力が抜け、私も掃除に戻る。バケツの中の水が真っ黒になっていたので、取り替えてこようと持ち上げた。


「これ、そのまま捨てても大丈夫ですか?」

「トイレにでも流してください。風呂場で流すと風呂場が汚れますし。穢れが気になるようなら一応塩ふりますが」

「それは、お清め的な意味ですか?」

「いえ、しょっぱくなるだけです」

「味わうつもりはないので結構です!」


 淡々と言うので冗談なのか本気なのかいまいち読めない。

 何ともいえない気分で水を入れ替えてベランダに戻ってくる。靴下は履き替えた。ベランダに出しっぱなしのスリッパは、もう使う気になれないので一緒に捨ててもらうことにした。

 開けっぱなしの窓からはエアコンの頑張りである冷気が流れ出していくけれど、この冷気がなければベランダで茹で上がった二人組の出来上がりになる気がしたので、電気代は諦めている。霊でも悪意でもなく、太陽の光に負けたら目も当てられない。






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― 新着の感想 ―
[一言] あ、水たまりじゃなかったんですね……。 凄い、幽霊とか神の説明が的を射すぎていてすごく納得できる。それと、警察の方、人間じゃなかったんですね。
[良い点] 恐怖に怯えてはいても正気だと思っていたのに、じわじわ目が覚めて(正気を取り戻して、かな?)、いかに彼女が蝕まれていたのかがわかる描写が好きすぎる。 読めば読むほど「実はこんなところにあんな…
[良い点] こういう生活に属した雰囲気のホラー好きたけど…だけど(続きは一言の方で) [一言] これ絶対恋愛ジャンルじゃねぇだろ!!!!!!!!!!ー!!!!
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