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非日常になった世界でも日常を過ごしたいなと思いまして。  作者: あかさとの
1章 災害が起きてもダンジョンが生えてものんびりしたい
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ダンジョンにて回想する4


 とんちゃん:戻ってきたら連絡求む


 何かあったんだろうか。まさかやっぱりダンジョン行って来たとか言うんじゃないだろうな。


 ゆんゆん:おう、今帰ったぜ。(風呂後)

 とんちゃん:よかった無事だった。今ニュースでやってた。ダンジョン関連。

 ゆんゆん:ほぉ。どんな? ドライヤーしてるからおしえてプリーズ。

 とんちゃん:自衛隊が四人でダンジョンに潜ったんだけど、5階層で二人亡くなったって。

 ゆんゆん:あらま。

 とんちゃん:自衛隊でもそんななのにゆんゆん一人で大丈夫なの? いきなりいなくなったら嫌なんだけど。

 ゆんゆん:大丈夫じゃね。しらんけど。

 とんちゃん:真面目に言ってんだよ!(怒)

 ゆんゆん:お、おう。まだ二層だし平気だって。バットは九十度に曲がったけど。

 とんちゃん:はぁ? バットって写メに写ってた金属バット?

 ゆんゆん:うん。木製だったら曲がらないで折れてるだろ。

 とんちゃん:そういう揚げ足取りみたいなのはいらないでーす。

 ゆんゆん:はい。ごめんちゃい。許してちょんまげ。

 とんちゃん:それで? 二層にそんなのがいるの?

 ゆんゆん:いるっていうか、でかい蟻がいたって言ったじゃん? あれがさ、二匹になってたんだよ。そんでそこにでかいムカデが降ってきて蟻を食おうとして、一匹はムカデにやられたんだけどもう一匹にムカデがやられてさ、そのムカデを殺したやつが進化したんだと思う、たぶん。それが蜂みたいになって突っ込んできたから打ち返したらバットが曲がった。でも蜂はワンパンしてやった。後悔はしていない。

 とんちゃん:ちょっと何言ってるかよくわからない。

 ゆんゆん:あ、それでこれがドロップ品。生きてるのは撮れなかった。【星石の写真】

 とんちゃん:はぁ……結構死にかけてるでしょそれ。それで写真の石は何? ゆんゆん的に言えば魔石とか?

 ゆんゆん:oh!  俺も魔石だと思ってたんだけど、“星石”っていうらしい。

 とんちゃん:らしいって誰かに聞いたの?


 あ、こういうのって異世界ものとかゲームではあんまり人に知られないようにするんだっけ。でもま、とんちゃんなら良いだろ。


 ゆんゆん:なんか蜂倒したら輪っかが空中に浮いてて、それが腕に嵌って腕輪になって、その腕輪の精的なやつから色々教えてもらった。

 とんちゃん:夢でもみたんじゃないの? って写真あるしそういうわけでもないか。何言ってるのかよくわからないけど、なんだかゲームみたいだね。

 ゆんゆん:うん。思った。俺のゲーム脳のおかげで割と適応してるんじゃないかって。

 とんちゃん:でもゲームと違ってリスポンしないからね? 死んだら終わりだからね?


 逆なら俺も同じ事言いそうだな。だからかな、できればダンジョンには入らないで欲しいなんて思うのは。


 ゆんゆん:わかってる。たぶん。

 とんちゃん:たぶんじゃだめでしょたぶんじゃ(笑)

 ゆんゆん:わかってるって。今日は疲れたからダンジョンからあの虫どもが湧いて出ないことを祈って寝るわ。おやすー。

 とんちゃん:はいよ。おやすみー。


 エアリスはまだ起きてるのかな?


 ーー はい。ワタシは睡眠が不要なのでいつでも起きてますよ ーー


 そうなのか。じゃあ明日適当な時間に起こしてー。あともし何かあったらその時も起こしてー。


 ーー はい。わかりました。おやすみなさい。マスター様 ーー


 できるのかよ。まぁいいや。おやすみエアリス。


 エアリスってなんなんだろう。そんな事を考えながら、いろいろと疲れていたこともあってすぐに眠ってしまった。


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