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End・World・Online 【凍結中】  作者: エクステンド
8/11

■■の目覚め

いつもより長めです。

わかりずらい描写があるかもしれません。

なんで?

なんで、俺達はこんな目にあわなくちゃいけないの?

なンで?

ナンで?

ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?ナンデ?



「ふゎ~…」

目が覚めた。何か夢を見たはずだがよく覚えていない。

今日もレベル上げするか。

俺は『EWO』にはまった。

ん?宿題は大丈夫か?だって?

夏休みが始まる前に終わったよ、んなもん。

一階に降りると翼が既に起きていた。時計を見るとまだ6時だった。

翼が早起きした、だと!今日は雪が降るな。

「ねえ、すごく失礼な事、考えてない?お兄ちゃん」

平然と心を読まないでください。

「もう何年一緒にいると思ってるの。表情で大体のことは分かるよ」

そんなに俺の表情わかりやすいかな?

「それよりも、朝ごはん作って」

「よかった、翼キッチン使ってなくて」

「ねえ、相当ひどいこと言ってるの気づいて」

「だって、事実じゃん」

「そうだけどさ~」

翼が料理すると大変なことになるのだ。

焼きナスが燃えたり、麻婆豆腐の豆腐が破裂したり、野菜炒めが爆発したりする。

本当に不可解現象が起きる。後始末大変だし。

なので、料理は俺がやっている。

まあ、ちゃっちゃと朝ご飯食って、家事終わらせて、『EWO』やりますか。



はい、ゲーム内です…

今、俺は昨日の自分を殴りたい気分です。なぜかって?

昨日建てたフラグをしっかりきっちり回収しちまったからだよ!

「本当にあの瑞樹君とは思えないかわいさですよ~」

「お~い、スズ、ほっぺムニムニするな~。あとリアルネーム言うんじゃない」

「ねえ、フィールドに行きましょう」

「話を聞け~」

「早く早く!」

「はぁ~、メンドイ…」


移動中…


今は森に来ています。

第二フィールドだ。

ここは草原とは逆側のフィールドで奇襲してくるモンスターが多い。

その為ここでは【看破】や【空間把握】などが重要になるようだ。そう妹に聞いた事がある。

【看破】は【発見】が進化したスキルらしい。

俺は【発見】は持っているが【看破】に進化してないので奇襲は防げない。あくまで【発見】は動かないオブジェクトや素材や罠が見つけやすなる程度の効果しかない。

でも、スズが【空間把握】を持っているので奇襲が予め教えてくれる。

「あー!ウルフがウザイ!」

「流石にこれ程の群れは捌ききれませんね…」

ここのモンスターはウルフ。群れで行動するので面倒くさいことこの上ない。しかも群れごと奇襲もしてくるので初見殺しなモンスターだ。

取り敢えず大剣を三振りして、ウルフを五体ほど倒しておく。

「一発でウルフを倒すレイさんも初見殺しだと思いますけど」

「んー、そうか?レベル上げてATKに振ればすぐにできると思うけど…」

「そういうのはレベル二桁ぐらいにならないとできないですよ、普通は」

「ATKとAGLにしか振ってないからわかんねぇな」

「普通だとまんべんなく振るのが定石ですからね」

と、話をしているところで________

「キャーーーーーーー!」

「この声、まさかウィング!?」

「知り合いですか?」

「妹だよ。こっちから聞こえた。ちょっと行ってくる」

そう言って俺は森の中に入っていった。

高いAGLにものをいわせて走る。そして、目に映ったのは____

縛られた妹が三人のプレイヤーに攻撃されているところだった。

「助けて、お兄ちゃん…」

翼がこっちを向いて涙目で言ってきた。

「てめえ、俺の妹に何してやがる!」

「あ?見てわからねえのか?PKだよ」

「こいつはDEFが高かったけど、ATKとAGLが低いから取り押さえるのは楽だったよ」

「そろそろ死ぬだろうな、お前の妹は!」

そして、翼に剣が当たった瞬間、翼がポリゴンとなって消えてった。

俺の体の中で激情が荒れ狂った。何故かは分からない。ゲーム内なのに何故か怒りが湧いてくる。

視界が赤く染まる。

「てめえら、絶対に許さない!」

ウインドウが開いた。なにかスキル手に入るらしい。よく見づに『はい』を押す。次に出て来たウインドウも見づに『はい』を押す。

敵はなんか言ってるが知らん。なんか焦ってるようだ。

取り敢えずこの三人は殺す。絶対に。

大剣を構えながら一番近い敵に走り出す。いつもより速いがこの場合有り難い。

剣を振り上げ一人屠る。そして、周りにいる二人も電撃で殺ることにする。

イメージは雷。落ちるのではなく昇る。

_________ッ

轟音がした。


その日、森の一部が消えた。

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