現実での一幕
本日2回目の投稿。死にそう…
「おはよ~、お兄ちゃん」
朝食を作り終わったところで翼が二階から降りてきた。眠そうだ。
「おはよう、翼。昨日、何時までゲームしてた?」
「う~ん、2時位までかな…」
「あんまり夜更かしするなよ」
「善処するよ…」
「はぁ、まったく」
朝食を二つ食べた後、買い物に行く。
食材のストックがないからな。
いつも行くスーパー?グ〇メシティ。一番近いからな。
「涼風さん、久しぶり」
「あ、瑞樹君、久しぶりですね」
スーパーに行く途中にあった女子、涼風さんはクラスメートだ。学級委員長でもある。
瑞樹は俺の苗字だ。
「買い物ですか?」
「まあな、食材のストックが切れたんだよ」
「両親が共働きでしたんですっけ?」
「おかげで家事は全て俺がやってるよ」
「そういえば、話は変わりますが…」
因みに涼風さんは時々話が180度変わる事がある。
「『End・World・Online』ってゲームやってますか?」
こんな風に。
ただ、今回は珍しい。
大体は遊びの話から勉強の話変わるのだ。
しかも、なんていった?『End・World・Online』だと。まあ、嫌な予感がするのだが素直に返しておこう。
「やってるけど…」
「私もやってるんですよそれ!プレイヤーネームは『スズ』でやってるので今度ゲーム内で会いましょう」
「あ、あの多分俺のアバター見ても俺だと分からないですよ…」(本音:会いたくねえ)
「じゃあ、プレイヤーネーム教えてください」
「えーっと、『レイ』です…」(本音:万事休す!)
「それじゃあ、また後で」
涼風さんには噓を言っても必ず見抜てくるから噓が言えない…
はあ、憂鬱だ。
まあ、偶然に会うことなんて無いだろ。