妹のスキルもヤバかったです。
遅くなりほんっとうに申し訳ございません!
まあ、言い訳を言わせてもらうと、スランプに入っておりまして、特に最後の辺りで。それでモチベも上がらずここまで遅くなってしまいました。
もっと早く投稿できるよう、精進してまいりますのでなにとぞ『EWO』をよろしくお願いいたします。
第一の街・トーキョー 中央広場
「あ、おねーちゃーん!」
「大丈夫だったか?ウイング」
「うん、全然平気。一回死に戻りしたけど」
「それに関しては本当にすまない」
「ううん、いいよ。あれは私の不注意だったから」
そうやって話しているとスズが話しかけてきた。
「貰った情報は掲示板にあげておいてから」
「あなただれ?」
ウィングがそう訊いた。
「あら、自己紹介が遅れました。私は情報屋のスズ、スズとお呼びください」
「俺のクラスメートだよ。スズこいつはウィング、俺の妹だ」
「よろしくお願いします。スズさん」
「ええ、よろしく。いい情報あったら私にくれないかしら?勿論、情報料は払うわよ」
「ううん、じゃあこんなのでもいいの?」
そう見せてくれたのウィングのスキル。そこには【傲慢】の文字。
へえー、俺の妹、七大罪スキル持つことができたんだ。へえー。
ホワッツ!?
いつだ?いつ手に入れた!?
「これは、さっき死に戻りしたときに入手するかどうかのウインドウが出てきたからはい押したら手に入れてた」
「多分俺と同じ方法だね。怒って記憶が曖昧だけど。そして、平然と心読むのやめてください」
「何年一緒に暮らしてると思ってるの。それに表情に出てるしね」
そんなに分かり易いか!俺の感情どころか考えまで駄々洩れじゃねえか!
「まあ、そんなくだらない事よりスキルの効果を教えてくれないかな?」
おい、この情報屋、この大事な話をそんなこと扱いしやがったぞ。
「えっと、効果はATKとAGLを三分の一にして全アクティブスキルとアーツを使えなくする代わりに、DEFとDEXとアビリティレベルが三倍になる」
「俺の憤怒の効果の真逆だな。しかも、自分の育ているステータスが三倍になる効果だからとんでもなく強くなるんじゃないか?」
「そうね、この情報は高いわね」
えっ、そっち?
「ねえねえ、お兄ちゃん!」
「なんだよ、ウイング」
「二人とも最強のアタッカーと最強のタンクになったね。二人で最強の戦士になれる!最強の戦士って響きかっこよくない!?」
「いいや、全然」
「ええ、つれないな~」
「俺の目的はあくまで、廃墟の探索な。最強とか強さは欲しくない」
「でも、強くないと廃墟の探索できないよ」
「まあ、強さも悪くないかな」
「驚きの変わり身の早さね」
「はいはい、この話はなし。もう遅いから俺はログアウトするぞ」
そう言ってメニューのログアウトボタンを押した。