表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/9

芋虫戦と彼女の本性

昨日初めて評価してもらって、嬉しくて奇声をあげていたら親に怒られましたww

 スライムを倒した後、俺たちは一匹でいる芋虫と戦闘することになった。


 ちなみに、スライムの経験値とゴールドは共に1だった。一人で倒したらどのくらい入るのか分からないが、流石に1はひどいんじゃないだろうか?とは思うが、とにかく今は芋虫戦に集中しよう。戦法はさっきといっしょでいいかな。


「今度は私が襲撃するので、<天地雷鳴>さんは注意をひきつけてください。」


「あれ?それだと<隠密>の意味がなくなるのでは?」


「そんなことどうでもいいんですよ。とりあえず魔物を殺れるなら。」


 あれ? あれあれ? なんだか今、随分と物騒なセリフが聞こえてきた気がするんだが……。不吉な予感がするが、彼女が芋虫の背後に回り込んだので、俺は芋虫に向かってゆっくりと近づいていく。


 初めての魔物はやはり恐い。どんな攻撃がくるか分からないからだろう。


 警戒しながらゆっくり、ゆっくり近づいていく。まだかなり距離があるが、芋虫がこちらに気づいた。芋虫はこちらに気づいても近づいてこようとはしない。その後もゆっくり近づいていくと、突然芋虫が攻撃の予備動作らしき行動をとり始めた。


 俺は遠距離攻撃がくるのではないかと判断しサイドステップをする。すると芋虫はその直後、糸のかたまりのようなものを吹き飛ばしてきた。だが俺は素早さが高いので予備動作に気づかなくてもよけられそうな感じだ。


 その攻撃を避けたあと、俺は一気に距離を詰める。がしかし、その寸前に彼女が芋虫に襲撃をかけた。背後からダガーで切りつけまくっているが、俺同様ダメージは1である。芋虫は、振り返って反撃しようとするが、そのタイミングで俺がたどり着き、殴る。そのまま反撃される前に倒してしまった。あっけない。そう思い彼女の方を見てみると満面の笑みだった。恐い。


「なんだかあっけないですね。でも戦闘ってすごく楽しい。自然と笑みが浮かんできます。<天地雷鳴>さんもそう思ってますよね?だって戦闘中笑ってますもんね。」


 は??? なに言ってのこの人。もしかしてこれが噂の戦闘狂というやつですか。というか俺も戦闘中笑みをうかべてたのか。ってことは俺も戦闘狂?いやいや、それはない。戦闘狂ならあんなにビビリながら戦わないだろう。つまり俺は恐怖を和らげるために無意識に笑みを浮かべていたわけだ。真逆だな。


 恐らくだが、俺はスライム戦でも笑みを浮かべていたのだろう。戦闘後彼女のテンションが異常に高かったのは、同士を見つけたと思ったからなのかもしれない。


 とりあえず、彼女はいい気分になってるみたいなので話を合わせておこう。


「そうですね。戦闘ってものすごく楽しいですね。ほんとVRを開発した人に感謝してます。」


 その後も戦闘の楽しさについて何分間も語り続け、そして彼女はこう言うのだ。


「もっと強い敵を探しましょう。」


 そして俺はこう返答する。


「……そうですね。」



二人そろって戦闘中に笑っているってかなり不気味ですねww

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ