表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/9

リベンジマッチ 

「ようやく着きましたね。早速狩り始めますか。」


「そうですね。でも普通に戦ったら死に戻る可能性があるのでは?」


 彼女が最もな疑問を口にする。ちなみにここへたどり着くまでに彼女のプレイヤーネームは聞いている。というかプロフィールを見たときに知っていたのだが。彼女のプレイヤーネームは<サキュバス>である。あの、おしとやかそうな口調でこのプレイヤーネーム。普通に驚いた。


「ええ、もちろん策は考えてあります。まあ策といえるほど立派なものではありませんが。

僕は<隠密>のスキルを取ってありまして、おそらく敵に気づかれにくくなるスキルです。ですから<サキュバス>さんには敵にわざと見つかってもらってほしんです。敵の注意がそちらへいったところで僕が背後から襲撃します。」


「分かりました。早速試してみましょう。」


 大まかに方針が決まったところで、俺たちは一匹でいるスライムを探し始める。探し始めて二分くらいで一匹でいるスライムを発見した。


「あのスライムにしましょう。」


「そうですね。では俺、じゃなくて僕は背後に回り込みます。」


「俺で構いませんよ。」


「すいません。」


 彼女にそう言われて、今度からは一人称を俺にしようと思いながら背後に回り込んだ。それを確認してから、彼女がスライムに近づいていく。


 気づいた。スライムが彼女に気づいて、彼女に向かってゆっくりと歩を進める。それを確認してから俺は足に力を入れて、一気にスライムと距離を詰める。


 俺はスライムが振り向くまでに8発のパンチを入れる。のこりHPは2。スライムの反撃はサイドステップで難なくかわす。その反撃後の隙に俺は残りHPを全て削った。あっけない。一度戦ったことのあるモンスターというだけあって恐怖もほとんどなかった。


「なんだかあっけなかったですね。」


 俺は彼女に近づきながらそう言った。あれ?なんか彼女の様子がおかしい。


「すごい!! すごいです!! すごい速いじゃないですか!? もしかして素早さ極振りですか!?

武器なしであれはすごいですよ。これならもっと強い魔物も狩れそうですね。もっと強い魔物を探しましょう。」


 あれぇ?思っていた展開と全然違うぞ。しばらくスライム狩るんじゃないの?


「とりあえず、あの芋虫と戦いましょう。」


 これから大変になりそうだと思い、未来の俺に同情しながら俺はこう答える。


「……そうですね。」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ