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プロローグ

そう、俺は夢を見ているんだ。

よく考えろ、落ち着け、これはゲームか?これはアニメか?

いや、まあパターンでは良くあるけどさ、なんでいきなり救世主とか言われんだよおおおおお!!!!!!!


~数日前~

「はぁ、今日も学校って考えたらまじで嫌になるな、学校なんか早く卒業して就職活動につきてぇなー」

俺の名前は月神 真夜

名前の由来は真っ暗な夜に生まれたからだ、この名前は別に気に入ってるわけでもない

名前なんか正直どうでもいいからな。

「真夜!真夜!」

朝っぱらからうるせぇと思いながら振り返る目の先には幼馴染みの女がいる

こいつの名前は日向、朝雨 日向

毎朝、毎朝こりずに俺の名前を呼び学校に行く時いつもついて来る

「ったく、朝っぱらからうるせぇんだよ」

「そんな怒ったように言わなくてもいいじゃん!」

こいつはいつもこうだ、こいつの心には罪悪感とかそうゆうのは存在しないのか?


「ねぇ?聞いてる?」

「はぁ....聞いてるって」


1つ溜め息をついた


「ねぇ、ちょっとベンチに座ろ?まだまだ時間はある事だし」

「あぁ、そうだな」

実際時間などない、学校まであと最低5分はかかる

そして現在の時刻は8時28分、学校のチャイムがなるのは8時30分だ

「日向、わかってるか?いま27分だぞ?」

「んなことわかってるよー。いちいちうるさいなー。」

「なら俺は先に行っとくぞー」

「もう真夜なんか知らないもーん!あっかんべー!っだ!」

いちいちうるさいやつだ、実際うるさいのどっちだよ

そんなことを考えながら早歩きで学校へ向かう


キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン


やべ!もうチャイムなったじゃねえか!

全部あいつのせいだぞ!


ふぅ、ギリギリセーフ席につけた。


よし、じゃあ出席確認するぞ

起立、礼、着席


先生の声が頭に響く

はぁ、まじで疲れる

今日2度目の溜め息をつく。


今日は1時間目爆睡だな、謎の宣言をここにする

そして眠りについた


キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン


あ、やべ、学校終わってる。

いつのまにか学校は終わっていた、これは流石にやばいぞ。ただでさえ頭がいいわけでもないのに6時間丸々寝てしまっていた

だがその事はすぐに忘れ家へ帰る

あんなに寝たのに少し疲れがあるので帰りの公園に寄り道をしベンチに座り休憩をとった


疲れた、と言葉を呟こうとした瞬間公園の真ん中にある噴水から女の人らしき声が聞こえた、だが今公園にいるのは俺一人


「....こちらへ....」


声のままに足を運ぶ、だが噴水付近には何もない人の気配も何も無い

体力の無駄だと思い噴水の水がもれないように水を止めてある石の上に座った

上を見上げると空の色は茜色をしており世界が終わってしまうのではないかと馬鹿な考えをしていた


その時だった急に目眩がして俺は間違って噴水の方へと身体をもちいってしまった


ザバアアァァ


水がしぶきを上げる音が頭の中で響いた


はっと目を覚ますとそこには初めて見る景色が広がっていた


ここは....どこだ....


驚きを顔に隠せない、おそらく上から落ちたのだろうと上を見上げるがその空はさっきまでの茜色の空ではない、雲一つない晴天だ


「誰かいないか!ここはどこなんだ!」

腹から精一杯の声を振り絞る

だが自分の声が響いただけだった


このまま何もしないのもいけないので道を進んだ、ここは森の中道すらあるかさえわからない

孤独感に捉えられたその心はどん底へと落ちさってしまった


その瞬間森の奥から生き物が出したとはとは思えない謎の咆哮が森の中を響きわたった

これは逃げなきゃいけないと思い全力で来た道を戻る


はぁはぁはぁ、今のは何だ

何もわからないまま走ったので余計に迷子になってしまった

ふとその時だった、こちらに木々が飛んできた

「なんだよこれ!一体ここはどこなんだよ!」


すると全長10mは超える二足歩行の生き物がいた

俗に言うギガンテスと思われる一つ目のその生き物は俺の方を見て怒り狂ったように襲いかかってきた


ちょっとまてよ!なんで俺!?なんもしてねぇよ!?


何故か俺は楽しげにその生き物の攻撃を見事に避けた

身体が軽い、これならいけると思い一気にその生き物の股をくぐり抜け全力で走った

「来れるもんなら追ってこいよ!俺が相手してやるぜ!」

どこからか溢れるこの自信を武器にして俺は走り続けて一旦物陰に隠れた


「ふぅ、焦ったぜ、だけどなんだろな身動きが取りやすい」

疑問を言葉に呟きまた足を運ぶ

ポケットに入っていたスマートフォンを手に取る、だが圏外だ

とりあえずこの森を抜けようと考え歩き続ける


そして数分後だった

人の声が聞こえた、その声を追いかける

するとさっきの森とは違った景色が俺の目をまた驚かせた

「街だ........街だ!!」

その嬉しさのあまり街に向かって走った、疲れなど知らない今はただ街を目指す...!

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