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恋は柑橘

作者: 玄歌

君を見たとき、すでに僕は恋に落ちていた


まだつぼみの僕の前に

皐月の風と共に

あまりにも不自然に

あまりにも自然に現れた


君はつぼみの僕を勢いよく花にした


水無月の雨は僕らを冷たくする

冷たさの向こうには何があるのだ

冷たい関係には何も生まれない


僕は僕自信を偽った

水無月の雨はまだ降り続く


雨が止んだ、陽射しが出てきた

強い陽射しにさらされて

僕は少し大人になった


大人になった僕の前に

再び君は現れた


偽った僕自信をもう一度偽る

伝えられなかった二重の偽りの心を


時は残酷だ

偽った自分の偽りのない思いは

君には響かない


君が離れていく現実に

信じられずに僕はミカンをそのままかじった


酸っぱい、とても酸っぱい


偽りの心の偽りの思いに

甘さなんて生まれなかった


もう一度かじった

やっぱり、酸っぱい


その酸っぱさは僕の恋の味へと変わった







玄歌です。


以前自分が書いた詩を改訂して投稿しました。


連載している小説と共に書いていきますのでよろしくお願いします。


感想、アドバイス等あればよろしくお願いします。



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