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対毒毛虫
獲物に決めたからには、必ず倒したいと思う。
少しづつ音を立てずに近づいた。進行方向に回り込み、地面に出来るだけ身体を伸ばしたままへばりつき、擬態した。後は毛虫が上に通るのを待つ。
しばらくしたら、毒毛虫が上に乗ってきた。
すぐに擬態を解き、硬角させた身体の一部を腹部に差し、麻痺成分を注入した。しばらくもがき、毒の毛を撒き散らしまくりだったのだが、麻痺してきたのか、ピクピクして動きが止まった。
かわいそうだが、頭から溶かしながら食べる事にする。音がなり死んだのがわかった。とりあえず食事を楽しもう♪