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Another World Online〜俺はPKで金を奪って生き残る〜  作者: ε-(`・ω・´)フンッ
監獄と嘆きの鬼人〜"悪辣の悪魔"を添えて〜
54/61

イベント開催決定!!

今回がこの章ラストです。

次回からは牢獄脱出編を執筆していきます!

応援お願いします。


その前に一度今までの内容を見返して修正を行いますので、少々時間を貰います。

すみません!m(*_ _)m

 ゼロが再びログインすると目の前に鬼がいた。


「ッ……!?ああ、ゼノか」


「ん?もう起きたのか。十分に眠れたか?」


 その威圧感たっぷりな体格と筋肉質な体、阿修羅と見紛う怖い顔に血を彷彿とさせる深紅の肌。

 こんな"自分怪物です"みたいな男が目を開けたら目の前にいたら誰だって驚くだろう。実際ゼロはゼノも気が付かないほどの一瞬だけ目の前のゼノに驚きすぎて、殺そうとしてしまったのはここだけの秘密である。


「あ、ああ……よく眠れたわ。ありがとな」


「なに、俺たちはこの牢獄から出て共に聖教会を打ち倒そうと誓った仲ではないか。この程度感謝される程でも無い」


 ゼロはログアウトする前にゼノに『疲れたから少し眠る』と言ってログアウトしていた。ゼノもまさか目の前の男が現金を手に入れるためにログアウトしていたなどとは夢にも思って無いだろう。


 ゼノはゼロの言葉に首を振ると、ゆっくりとその場で立ち上がった。


「往くぞゼロ。外の世界に行きたいのだろう?」


「ああ、勿論だ。契約は守って貰わなきゃな」


 ゼロとゼノの契約。

 その内容はゼロがこの牢獄から抜け出すのをゼノが手伝う代わりに、ゼノの復讐……即ち、聖教会を滅ぼすことにゼロが付き合うというもの。


 一見もっともらしい契約だが、その実復讐はゼロが焚き付けたものだし、ゼロとしても聖教会は目の敵とも言える存在。元から全面的に敵対している集団を滅ぼすことはゼロにとってプラスになる事なので、この契約自体がゼロに都合のいい内容でしかないのは誰の目にも明らかだった。


(上手いことゼノを俺の配下に出来れば、さらにPKがしやすくなる……どこかでチャンスがあれば最高なんだけど)


 そんな事をゼロが内心考えているとは考えてもいないゼノは意気揚々とゼロの前を歩き続ける。

 ゼノが前衛でゼロが後衛。この布陣もゼノのスキルを聞いたゼロが真っ先に提案したもので、万が一目の前からヤバいモンスター(闇を纏ったゴブリンや死ノ骸骨etc.....)が現れてもゼノを盾にして逃げる為の布陣だった。


 ゼノ自身、ゼロに自分の実力を信用してもらえてると勘違いしていたので、可哀想としか言えないのも悲しいポイントである。


「ゼロよ、前は任せておけ。お前に攻撃は届かせん」


「ああ任せたぞ」


 ゼロはいい盾が味方になってくれたとほくそ笑んだ。



◇━━━━━━━━━━━━━━━◇



 そこはネット空間に作られた会議室。

 そこで五人の男女が話していた。


「どうだ?AWOはちゃんと機能しているのか?」


「問題ないさ、なんせ俺達みたいな天才集団が作った過去最高のVRゲームだぜ?」


「お前の悪い所はそうやって自身の能力を過信しすぎる所だと何回言ったら分かるんだ?」


「うるせーなー」


「でも実際その通りでしょ?」


 その五人はAWOを運営する者たちの最高責任者。全ての基盤たる、《アリステラ》及び『Another World Online』を作り上げた天才達だった。


「たしか管理を任せてる奴等からの報告に面白いのがあったよな?」


「下級悪魔を引いた後、テールの街を壊滅させ、さらに"十剣"の一人であるアドラを殺したとか」


「それ……本当に人間?」


「いや悪魔だろ?バカなのか?」


「む……そう言う意味じゃない」


 ゲーム内なのに何故か熊のぬいぐるみを抱きしめながら椅子に座っている少女の様な見た目の人物に突っかかるのは金髪のいかにも"ヤリ○ンです"みたいな風貌の男。

 そんな二人が睨み合っていると、一人の長身の男が間に入る。


「そこら辺でやめろ。今回の議題を忘れたのか?」


 そう男が話すと二人も顔を逸らして元に戻る。


「忘れちゃいねぇよ。にしても予想より動きが早かったな」


「それもこの"悪魔の子"が関係してるみたいよ?」


 そう話したのは先程の少女の様な見た目の人物とは違い、妖美なお姉さんと言えるような見た目の人物である。

 簡単な言葉で表すなら"ボンッ!・キュッ!・ボンッ!"である。


「僕の計算だと本来ならトップのプレイヤーがレベル300を突破したあたりで"彼女"は動くはずだったんだけど、彼の行

動で"ルナ"と"ティアーラ"が動きすぎたみたいでね……」


 そう話すのは丸メガネに白衣といった博士を彷彿とさせる姿をした青年だった。

 そんな青年にヤ○チン男がひとつ質問を投げかけた。


「ふーん……一言で表すなら現状はどんな感じなん?」


 その問いに青年は真顔で答えた。


「ヤバい」


「わお」


 その言葉にヤリチ○野郎も顔を引き攣らせる。何せ、AWOの世界のNPCを作り上げたのは目の前の丸メガネなのだ。その彼がヤバいと言う事態なのだがら実際本当にヤバい状況なのだろう。


「でも、俺達って自分の専門分野以外からっきしだぜ?どうすんだよ」


「そんな事はわかっている。だからこそお前らを集めたんだ」


 五人を纏めあげる男は椅子に座る四人を見渡して目的を告げる。


「新たに"彼女"に対抗出来るNPCを追加する」


「「「はぁ?」」」


 丸メガネの青年を除く三人が"訳が分からない"と言った声を出すが、そこで丸メガネが立ち上がりまとめ役の言葉を受け継ぎ、続けた。


「"彼女"に対抗出来るNPCを新たに作り出して、プレイヤーが強くなる時間を稼ぐ。これが今できる最大の抵抗なんだ」


「……でも、そんなNPCを急に追加しても……齟齬が生まれる」


 ぬいぐるみを抱く少女が丸メガネの青年に待ったをかける。

 NPCの強さとはそのゲーム全体に与える影響力の強さとイコールの関係にある。強くなくても大きな影響力を与えるNPCも中にはいるが、その逆はいない。

 現状人間関係が構築され、複雑に人と人とが交わっているAWOの世界にそんな強力なNPCを投入するのは不可能に近い。


 ()()()()()()()()()()()()()()()


「切っ掛けが無ければ作る。そう言いたいのかしら?」


 そう言葉を出した妖美な女性は薄く笑った。


「ああそうだ。みんなには新たに生み出す"最高のNPC"をゲーム内に送り込む為の"イベント"を作って欲しい」


 それはAWO始まって以来初めての()()()()()()の宣言。

 突然のそんなお願いを普通の人なら聞くことなど出来ないだろう。だが、彼らは"天才"である。


「いいぜ」


「ん」


「任せなさい」


 そんな軽い返事で開催が決定したAWO初のイベント。

 その名は……。

 


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 "イベント開催決定!!"

 イベント名《ワルキューレ武闘祭》


フェザン王国の国王の主催によって武闘祭の開催が決定致しました。プレイヤーの皆様は開催日の前日までに参加の有無を下のボタンより決定して下さい。


 注意

押されていない場合は残念ながら不参加とさせて頂きます。

ご了承のほどよろしくお願い致します。


 参加しますか?

 Yes/No

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

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感想などもして下されば幸いですm(_ _)m

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