時速180km!!
今回の内容……規約とかに触れてないかな?
ちょっと怖い(´・ω・`)
最近作者の推しにメスガキが追加された関係で、いつかメスガキを小説内に登場させたいなぁ……と考えている今日この頃。
ゼロは激痛の走る身体に鞭を打ち、立ち上がる。
「なあ、カルシウム野郎?お前は確かに強いし、今の俺には勝てないだろうよ」
「カタカタ?」
ゼロは痛みを歯を食いしばって耐えながら目の前に佇むスケルトンを睨みつける。
スケルトンは言葉を理解していないのか、それは分からないが首を傾げる動作をしながら骨を震わせる。
「だが……直接対決で勝たなくったって、この部屋から出る方法があるじゃねぇか」
「カタカタカタ?」
ゼロは自分に言い聞かせるように言葉を発すると、自嘲気味に笑い、そして普段の……PKをしている時と同じ"相手を小馬鹿にしたよう笑み"を浮かべると再びインベントリから取りだしたアイテムをスケルトンへ投げつける。
「おらよ!"煙玉"だ!」
「カタ!?」
ゼロが投げつけたのは先程、部屋のギミックによって無効化された"煙玉"。
その行動にスケルトンも"意味が分からない"と言うようにゼロを嘲笑うような仕草をして見せた。
"煙玉"が発動すると途端に部屋全体が煙で覆われ視界が塞がれる。だが、直後天井に換気口が出現し煙が吸い取られる。ここまでは先程と同じ展開。
だが、ゼロの狙いはそこだった。
「《悪魔翼生成》」
ゼロは即座に種族スキルの《悪魔翼生成》を使い空中に浮かび上がる。勿論その理由は……。
「唯一の脱出路はこれだ!」
「カタカタカタ!」
ゼロは吸い込まれていく煙の流れに沿うように通気口に突っ込む。
後ろからスケルトンの音が聞こえるが、ゼロは振り返らずに先へと進み続ける。
通気口の中は暗く、埃っぽいが人が一人通れるくらいの広さはあり、スケルトンは追ってきていない。
(よし!これなら生き残れ……)
助かる。そう考えたゼロだったが、現実はそう甘くない。
ビュオォォ!
「うおぁ!」
後方からの急な突風。それは軽くゼロを通路の奥へと吹き飛ばしていく。
「嘘だろォォぉぉ!」
その時の速度をゼロは後にこう語った。
『いや、富〇急のド・ド〇ンパかよ』
◇━━━━━━━━━━━━━━━◇
「はぁ!」
「ギィ……」
トッププレイヤーとの呼び声が高い男。アランは珍しくソロで狩りをしていた。
「これでレベル40。これからのイベントに備えてもっとレベルを上げないと……」
時刻はリアルタイムで深夜の一時。
学生だろうが、社会人だろうが、多くの人間は寝ている時間であるが、アランはソロでも狩りを続けていた。
「はぁ……強くなっている筈なのに、奴に勝てるビジョンが見えてこない……」
アランの言う"奴"とは、アランがこのゲーム内で唯一負けた相手……つまりゼロである。
「でも、次のイベントで一位になれれば他のプレイヤーの一歩先を行くことができる。そうすればもしかしたら、あの悪魔にも勝てるのかもしれない……」
アドラは現実時間にして残り2週間を切ったイベントに向けて、さらに自分を追い込んで行く。
「武闘祭……ゲーム内初の公式イベントがPvPになるとは思って無かったけど……必ず勝ってみせる」
アランは決意を胸にモンスター狩りへと戻っていく。
(必ず手に入れてみせる……聖教国ティアへの入国許可証を)
アランは目の前を横切る狼系モンスターに向かって走り出した。
プレイヤー達は皆、イベントに向けて準備を進めていた。
知らないプレイヤーなど……居ないと思いたい。
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