一筋の光明
前回の話の感想に今までの話を纏めてくれた人が居まして、そのおかげで幾らか話の展開を纏める事が出来ました!皆様ありがとうございます!
それと明日から三日間、自分は学校の方で修学旅行があるので投稿できるかは分からないです……。
すみません(´・ω・`)
自由時間とかを使って一応執筆してみますが、投稿は明後日か明明後日になると思います。
ゼロとスケルトンの戦いは熾烈を極めていた。
「〚覇闘技〛……"砲天落"!」
「カタカタ!」
ゼロはその場から飛び上がり、天井に足をつけると、天井を蹴って加速をつけ、その勢いで踵落としを打ち出す。
だが、スケルトンもその行動を見越したように、大鎌の柄を使って防御する。
攻撃と防御の応酬。一進一退の攻防が続くが、それも限界が近かった。
「グッ……」
「カタカタカタ!」
ゼロの全身には幾つもの傷が刻まれていた。
ゼロとスケルトンではスケルトンの方がスピードが早い。勿論だが武器の扱いも上だろう。こうなってくると、ゼロとしては厳しい戦いとなってくる。スピードが早ければそれだけ多くの回数攻撃を与えることができる。それこそ相手が1回攻撃する間に2回、3回攻撃出来るほどのスピード差があれば、まず勝つことは出来ないだろう。
だが、ゼロはこれをアドラとの戦いの経験で得た方法で乗り越えた。それは"間隙の無い攻め"だ。攻撃と攻撃の間にを"隙"があればそこを攻められる。ならば、隙が生まれないくらい攻め続ければ攻撃されないという、多少強引ではあるが理には適っている方法だった。
ゼロはこれを使い、"相手に攻撃をさせない"を徹底して攻め続けた。だが、どうしてもステータスで負けているため押し負けることもある。その結果が段々と体全体に刻まれている傷の数々である。
(やばいな……このままだと確実に俺が負ける……)
ゼロは今の戦況を冷静に分析し、そう判断を下した。
(ならば……一旦間合いを切る)
間合いを切り、一度仕切り直す事を決心したゼロは流れるような動作でインベントリからあるアイテムを取り出した。
「コレでも食らっとけ!」
「カタカタカタ?」
ボンッ!
ゼロがそう言い放ち投げたのはPKをしたら手に入ったアイテムの一つ……"煙玉"。
煙玉はその名の通り、煙を発生させる。その煙の量は発動してしまえば辺りを完全に見えなくさせるレベルである。ゼロはこれを使い一度仕切り直そうと考えた。
……しかし。
ビュオォォォー!
「うぉッ!」
「カタカタ!」
突然突風が吹いたかと思うと天井にいきなり今まで無かった穴が生まれ、煙がそこに吸われていった。その様子からして換気口か何かだろう。
「おいおい……嘘だろ!さっきまであんなの無かったぞ!」
ゼロがそう叫んでいると、煙を吸いきった穴は再び閉じてしまった。
予測するに、部屋に異常が起こったときにのみ出てくる物なのかもしれない。
ゼロは使ったアイテムが完全に無効化されたことに驚き、呆然と上を見ていたが、スケルトンは態々待ってはくれない。
「カタカタカタ!」
「ッ!……カハッ!?」
大鎌による一撃。
それはゼロの腹部を易々と切り裂き、ゼロに致命傷を与えた。
「ぐぅ……がぁ……ヤバいだろ……このままじゃ死ぬ」
苦々しい顔をしたゼロはスケルトンを睨みつける。
今のゼロは傷で動きも鈍り、すぐにでも殺せる筈なのだが、スケルトンは殺しに来ない。その場で片手で持った大鎌の柄を肩にかけ、もう一方の手で腹を抑え、上を向いて声を漏らしている。
「カタカタカタ!」
その光景は勝ちを確信し、油断し、相手を嘲笑しているようにゼロの目には映った。確実に殺せるという自信から来るであろう、その油断、怠慢。
それに対してゼロは思った。
(あのカルシウム野郎が……!絶対に生き残ってやる!)
ゼロはそう決心するが、方法は未だ思いつかない。
こちらは全身に傷があり、先程の一撃で既に戦闘は厳しいと言わざる負えない状態だ。逆にスケルトンは傷という傷も無く、未だ余裕があるように見える。このまま戦えば敗北は必至。
(だが、かと言って逃げることは……。)
ゼロはそこまで考えて一つ方法を思いついた。
(一か八か……どうなるかは分からないが、他に方法は無い)
ゼロはそう考えると、インベントリからアイテムを取り出した。
面白ければブクマ登録お願いします。
下の☆を全部埋めてグッドマークを押して頂けると作者のやる気が出ます!
感想などもして下されば幸いですm(_ _)m




