ゴブリン集団
小説書くにあたって、自分は設定資料的な物を分類に分けて作りながら小説を書いているのですが、最近それが10個を突破した事で何処にどんな事を書いたか忘れる事が増えてきました。
設定を間違ってると思った物があったら感想で教えてください。
それと、最近感想の返信遅れがちで本当にすみません!(>_<)
「ふう……だいたいステータスの振り分けも終わったし、あと残るは……」
そう言ったゼロは視線を前へ向ける。
「この鉄格子か」
目の前にあるのはゼロをここから逃がさんとする牢屋、その鉄格子。
普通に考えて、リスポーンしたレッドネームのプレイヤーを閉じ込めておくための檻だと考えるなら、これを壊すのは不可能なのであろう。
だが、ゼロには一つ試したい事があった。
「最近使ってなかったけど、こういうのは[鑑定]するに限るだろ」
そう言ったゼロが鑑定すると不可思議な情報が現れた。
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《忘れ去られた牢獄の鉄格子》
RANK:C 耐久値500/100000
スキル
[耐久値減少軽減Lv5][堅牢Lv5][頑強Lv5][断絶Lv5]
かつてこの監獄に収容された犯罪者達を逃がさない為に作られた頑丈な鉄格子。
経年劣化によって本来の耐久値から大きく減少しているが、それでもなお、当時の形を保ち続けている。
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「なるほどね……確かに耐久値が減ってるけど、それでも500あるのか」
この鉄格子の耐久値の母数が十万とか馬鹿げた数字のせいで感覚がバグりそうになるが、あの《蒼の剣》でさえ、耐久値は1000だった事を考えると、いかにこの鉄格子が頑丈かが分かるというものである。
普通なら壊すのに相当な時間を要するであろう、この鉄格子。
だが、ゼロには一つ考えがあった。
「元々はそれなりに堅い鉄格子だったみたいだけど、今はRANKも耐久値も《蒼の剣》を下回ってる。なら、可能性はゼロじゃないよな?」
ゼロはそう言うと鉄格子に触れてスキル名を告げる。
「〚侵食〛!」
先程は弾かれたこのスキルだが、今度は先程とは違う様相を見せる。
ゼロが触れている部分から"闇"が広がっていく所までは先程と同じだが、その次の瞬間、鉄格子が黒く光る。
「お?」
牢屋の中が暗いせいでよく分からないが、《蒼の剣》とは違い、ゼロに痛みが走ることは無かった。
ゼロが再び鑑定をかけてみると先程までの説明とは違った説明が表示される。
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《侵食されし鉄格子》 所有者:【悪辣】ゼロ
RANKD 耐久値100/50000
状態 侵食
スキル
[耐久値減少緩和Lv5][堅固Lv5][強固Lv5][断絶Lv1]
【悪辣】の手によって侵食された鉄格子。侵食の影響で、本来の力が失われた。
その形は所有者の意のままに変化する。
経年劣化によって本来の耐久値から大きく減少しているが、それでもなお、当時の形を保ち続けている。
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「へー……〚侵食〛を使うとRANKやスキルが劣化するのか。コレはスキルレベルの問題なのか、それとも違うのか……幾つか検証しないといけなそうだけど、先ずはここから出るか」
ゼロはそのまま鉄格子を変形させる。
「ふっ……お、結構簡単に変えれるんだな。鉄格子のスキル欄には書いてないから、この"状態"が関係してそうかな?」
そう考察しながらゼロが牢屋の外に出ると、なぜ今まで気が付かなかったのか分からないレベルの匂いが通り抜けた。
「うっ……この匂いはなんだ?」
まともに匂いを嗅いだら、所構わず吐くと言える程の最悪な匂い。
だが、その匂いの正体を探る前にゼロの耳が何かの音を拾った。
「ギャギャギャ」
「ギェッギェッギェ!」
「クシャー!ギャグギャ」
この薄暗い廊下を松明を片手に歩いてくる人影が3つ。
最初は人の話し声かとも思ったが、違う。人よりも知能が劣り、劣悪な環境で生きる幻想の生物。
「ゴブリン……?」
ゼロはぼんやりと見えるその存在に鑑定をした。
その結果は以下の通りだ。
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Name 無し Lv56
種族 魔中鬼 Lv6/50
職業 中級剣士 Lv71/100
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Name 無し Lv53
種族 魔中鬼 Lv3/50
職業 中級魔術師 Lv52/100
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Name 無し Lv60
種族 魔中鬼長 Lv10/50
職業 指揮官 Lv65/100
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「冗談じゃねねぇぞ……」
ゼロは現在デスペナ中であり、本来よりもステータスが減少している。
その上、相手は三人?であり、しかも全員がほぼ同格。
ゼロは感じ取った。
(あ、これヤバイやつだ)
ゼロがゴブリン達に気づかれないように後ろに後退りすると、足に何かが当たった。
ゼロが振り返るとそこにあったのは人……いや、死体の山だった。
瞬間、ゼロは理解した。この空間に漂っている強烈な悪臭。その正体が何なのかを、そして、それを生み出している存在が何なのかを。前を見るとゴブリンが一歩また一歩と近づいてくる。その手に持っているのは武器では無かった。
「なるほど……死体をここに捨ててんのか」
その手に握られているのは人の足首だった。
人の死体を引き摺りながらこちらに歩いてくるゴブリン。だが、後ろは死体の山で塞がれている。
ならばゼロのする事はただ一つ。
「やるか……」
ゼロはそう言うと、自分の入っていた牢屋を見てニヤリと笑った。
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