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Another World Online〜俺はPKで金を奪って生き残る〜  作者: ε-(`・ω・´)フンッ
仁義なき戦い〜悪魔VS異界人軍団〜
28/61

一刀両断

恐らく次回は長くなるような長くならないような……。


感想は一つ一つ読んで、返信していく派なので少々お待ちください!今日中には返し切ります!

 リアの当初の予定では異界人の集団などさっさと片付けて、ゼロの寝顔を見に……では無く、ゼロの身を守りに戻ろうと思っていた。

 実際、普通の相手であればリアは難なく打倒できただろう。それこそ、一切の傷を負うことなく鎧袖一触で敵を殲滅できる……出来た筈だった。

 だが、現実は小説より奇なりとはよく言った物で、実際にリアの目の前に広がる光景は予想とは遥かに違った。



◇━━━━━━━━━━━━━━━◇



「木を盾にしろ!前に出過ぎず、機を窺え!奴は魔術主体の後衛だ!安易に体を晒すな!」


「攻撃を受けた者は木を盾にしながら後退しろ!動けない者はその場に留まり、救護を待て!」


「聖教会から聞いたように、火魔術と光魔術を使って追い詰めろ!奴は魔術さえ気をつければ問題無い!」


 リアの誤算はプレイヤー達に自身の種族と弱点がバレている事、そして現在の環境だ。

 リアは今まで自身の種族をゼロ以外に話した事は無い。だが、リアの種族を知っている者はゼロ以外にも存在する。"聖騎士長アドラ"だ。アドラはどうしてかリアの種族を当てていた。恐らくそこから聖教会に伝わり、そしてプレイヤー達にまで伝わったのだろう。

 だが、それだけならリアはこれ程苦戦はしない。さっさと魔術で押し切ればいいだけなのだから。だが、それが出来ていない理由が環境にある。

 ここは森だ。だが、ただの森では無く、長い時人の手が一切加わらなかった森である。その為、ここの森の木々達は普通の木に比べ遥かに成長をしており、木の幹は太く、丈夫であり、根は地の深くまで張っており、根の一本一本は人の胴体かと見紛うほどの大きさをしていた。これ程の木々が立ち並ぶ森は、樹海と読んで差し支え無いだろう。

 これ程成長した木であるとリアの魔術では薙ぎ倒す事は不可能であり、この木々を盾にされると魔術が通らず、リアは攻めあぐねていた。


「はぁ……しょうがない」


 リアはため息をつくと《血液魔術》で作っていた羽を解除し、地面に降り立つ。


「吸血鬼が地面に降りたぞ!」


「プランBを開始しろ!」


「プランB!プランBだ!」


 リアが着地すると同時にプレイヤー達は即座に周囲に展開、及び包囲網を作成した。この間もリアの魔術を警戒し、木々を盾にしている。これは何処に、どれだけの数が潜んでいるかを相手に悟らせない目的もあった。

 ただ、リアは[気配感知]を持っているので意味は無いが……。


「異界人の皆さん、確かに貴方達は知恵を絞り、計画を立てて、地を生かし、挑んで来たようですが……私に近接戦闘が出来ないと誰が言いましたか?」


 そうリアが言葉をこぼした瞬間、リアは即座に前方へ飛び、異界人の集団の中でも特にリーダーらしき人物……ルインに攻撃を仕掛けた。


「はぁ!!」


「グッ……!!」


 リアは自身の爪に血を纏わせた状態の凶悪的な右腕で貫手を放つが、ルインはそれに反応し、自身の持つ剣の腹でそれを防いだ。


「脇が甘い!」


「かはっ……!?」


 防がれた事を即座に理解したリアは突撃した勢いのまま右足で踏み込み、《血液魔術》で作り出した血を纏わせた左足の爪先をルインの脇腹に叩き込んだ。


 鋭い一撃をリアから完璧に貰ったルインは受け身もロクに取れず、蹴られた方向へと弾き飛ばされる。


「まだまだ……ッ…!?」


「させないよ!魔術師部隊、前へ!火魔術及び光魔術発動!」


 ルインを追おうとしたリアだが、目の前に飛んできた火魔術によってその行先を阻まれてしまう。


「うッ……!?数が多すぎる……!」


 異界人の魔術師部隊の魔術を防ぐ為、即座に《血液魔術》で防御をしたリアだが、流石に数が多く、その防御が破られようとしていた。


「こうなったら……大海渦(ヴォルテックス)暴風域(トルネード)!」


 リアは魔術による防御が破られる瞬間、新たな魔術を発動させた。今まで一度も使ってこなかった……ゼロにさえ見せていない水魔術と風魔術の先……[大海魔術]と[暴風魔術]を。


「なっ……なんだ!」


「いきなり……水がぁ……!!」


「ふ……吹き飛ばされるッ!」


「木に掴まれ!飛ばされるぞ!」


「バカ言うな!木に掴まってたら水に飲み込まれるぞ!」


 リアは突如として発生した水の渦と風の渦に飲み込まれ、統率の無くなっているプレイヤー達を、《血液魔術》で生み出した翼を使って空から見下ろしながら最後の一撃を叩き込む。


暗黒(ダーク)……」


 否……叩き込もうとした。


「固有武技・"天仙閃断(ソラタチ)"」


 リアも一度聞いた事のあるその言葉と共に放たれた斬撃は、大海を、暴風を切り裂きリアの身体を……一刀両断した。


「え…………?」


「私は二度と貴方達に手を抜かないと誓っていましたので……最初から本気で当たらせて貰いました。残念ですが、運が悪かったとでも思っておいてください。()()()()()よ」


 リアの意識はそこで途絶えた。

止めて!アドラの固有武技でリアが死んじゃったら、契約でリアを守ることを誓っているゼロの精神まで燃え尽きちゃう!耐えてリア!君がここで倒れたらゼロとの約束はどうなっちゃうの!?ライフはまだ残ってる!ここを耐えればアドラに勝てるんだから!

次回 リア、死す。デュ○ルスタンバイ!


いや、流石に殺しませんよ!?…………たぶん


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