第2話 謎の少女
数分前…
ピソルに帝都の兵士が
やってきた。広場には、一人の少女がいた。
兵士達はその少女の近く まで行くと、少女の手を掴んだのだ。
「こんな所に居たのか」
そう言うと、兵士は突然少女を殴り始めたのだ。
「散々逃げやがって!」
すると、それを見ていたおばさんが、
「誰かー!助けてー!」
と、叫びました。
「黙れ、くそばばあ!」
兵士は剣を抜き、叫んだおばさんに切りかかろうとしました。その時、家から一人の少年が飛び出してきました。そして、
少年は持っていた剣で兵士の攻撃を防ぎました。
「何をするんだ!」
少年が言うと、
「誰だ貴様!引っ込んで ろ」
と、兵士が言いました。
少年は、
「俺はアレンだ。帝都の 兵士がなんで一般人に 手を出してるんだ!」
アレンは言った。
すると他の兵士達が来て
「ガキには関係ねーよ」
「ガキは引っ込んでろ」
そして、兵士達はみんな剣を抜いた。
「「ガキは死ねや!」」
3人同時に襲いかかってきた。−やられるっ−
その時、
「ハァッ!!」
「グハッ」
兵士達が突然血を吐いて倒れた。
「兄ちゃん!」
アレンが言った。そう、兵士達を倒したのは後ろから切りつけたレオン。
「大丈夫だったか?」
「うん。ありがとう。」そう言うとレオンは、
少女の方に向き直って、
「怪我してんじゃねーか 家で手当てしてやるよ ついてこい。」
そう言って少女と弟を
家に連れていった。
家に行く途中に、
「君の名前は?」
と、レオンが聞くと、
「テトラ」
それだけいうと黙った。