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EPISODE 金欠巡礼者の闘い−1

EPISODE 商人たちの町


 蛮族の草原にて回復魔法を授かってしまったカミヤとユウの2人は旅の道具を揃えるために商人の町へ足を運んでいた。

 蛮族の草原を歩きながらも巨大な動物に遭遇するものの、カミヤの雷迅とユウの回復魔法のコンビネーションで乗り越えられていた。

 蛮族の草原で本来するべきは蛮族達の駆逐だったのだが、動物達からの襲撃を助けてもらえる魔法を覚えることになってしまった。

 草原を越えると、人工的に作られたであろうアスファルト状の道が見えた。

 商人の町が見えだしたので、2人はその町へ入ってゆく。


 露店でニコニコと接客する店員さん、物乞いをするためか人混みの中で安い道具や飲み物を売り歩く子どもたちの姿が見えてくる。


「ここはボルトビレッジの領内なんだよね?」

「そのはずだが」


 カミヤはタバコを吸えない苛立ちとユウとの旅の幸福感とで、なんともいえない感情になりつつ、ボルトスクールで学んでいたことを話した。

 この町もボルトビレッジの領内であることを確認したユウは、安心した表情で買い物へと向かっていった。


「金あんのか?」

「あるよ!ほら」


 財布から取り出された数枚の紙幣にカミヤは目をやって、ため息をつく。これだけでは次のビレッジへ行くまでの食料すら購入できないではないか……

 この町で購入する優先されるものは、アクアビレッジへの通行証なのだが、それだけで財布の中身は空っぽになってしまう。

 カミヤとユウの次の行き先はこの町の先にあるアクアビレッジだった。

 雷魔法を主に使うビレッジの魔法使いからはかなり敵視されており、敵国である。隣のビレッジが、敵なのだ。


 アクアビレッジですることは、アクアビレッジでランク3の魔法使いと決闘をし学生ルール(イツキとカミヤがした降参可能ルール)にて勝利することだ。


 それにより、アクアビレッジのランク3の称号が与えられる。

 ランク3の称号を全てのマジックサンクチュアリのビレッジで揃えることで、世界最強の統治者を決定する魔法使いの闘いに参加する権利を得ることが出来るのだ。


「とりあえずアクアビレッジの通行証を購入しに役所にいってくる。その後に食料について考えよう」 


 カミヤとユウの試練はランク3のアクアビレッジの魔法使いとの戦闘ではなく、金欠という試練だった。


 その金欠を解決する方法が一つある。

 それも決闘だ。


 学生ルールの降参ルールではなく、お互いに承諾を得た上でバトルを行った結果、勝った場合相手のお金を必要な分賞金としてもらうことができるのだが。


 この商人の町にも決闘場が存在していた。

 カミヤはアクアビレッジへの通行証を決闘の賞金として賭けて、食料のための決闘に出る。




EPISODE 金欠巡礼者の闘い−1完

 




主人公を自堕落系にしたいんだけど、正直タイトル負けしてるなあ(筆者あとがき)

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