会議3
最近書いてなかったけどとある読者さんからのコメントで書く気がめっちゃ出てきた。
配下たちが散っていく中エリスはふと立ち止まり、俺の方を振り向いた。
「ところで、、、連れていく配下は誰かお決めになられているのでしょうか?」
その一言を聞いた配下達が全員ピタリと動かなくなり、全員こちらに耳を傾けている。
「うーーーんそうだなぁ、、、。」
目の前でキラキラした顔で俺を見つめているエリスには悪いが、
「まず、人族に嫌われている魔族は連れて行けないよなぁ。情報収集が目的だし。」
その一言を聞いたエリスが崩れ落ち、それに続くように人族と敵対している種族の者達は次々と
倒れていく。
「だとすると同じ人族の、、、」
と思い、上腕三角筋をアピールしてくる人族のサリィをチラリと見、すぐに目線をそらした。
「人族っぽい外見のアリスでいいかな?」
俺はここにはいないある配下の名前を呼ぶ。
そして、何か察したのかサリィは血を吐きながら崩れ落ちた。
「そして索敵面からして『千里眼』持ちのリリアンナ。」
「はい!」
リリアンナはエルフなので人族との印象は悪くないはずだ。
「あとは、、、」
誰にしようか迷っていると全員が俺が俺がオーラを出してきていて怖い。
「外見がとても癒されるクルシュさんで。」
「やった!、、、のじゃ!」
と喜ぶ狐耳メイドさん。
なん、、、、だと、、、と倒れ込む配下達の図は阿鼻叫喚だ。
そんなに外に出たかったのかな?
でも、、、、うん。見た目は可愛い方がいいよね。
決して俺がロリコンというわけではないよ。
「じゃあ、寝室で準備してるから今言った人達は準備が終わったら来て。」
「了解!」
「アリスにも伝えておきます!、、、のじゃ!」
うん、いい返事だ。
『転移』!
ヴォンと空間が揺らめく。
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「何にしようかな、、、」
俺は寝室のクローゼットからお気に入りの装備を取り出していた。
「やっぱり異世界転移定番のローブ?」
黒龍神のローブ★★★★★★★(神級)
[効果]
自分の半分以下のレベルの攻撃を無効化する。
自分のパーティーメンバーの体力を一定間隔で回復する。
1日に一回、デメリットなしで一人蘇らせる。
これは特殊イベントの【黒龍神の襲撃】でボスを単独で撃破した報酬だ。
まさか一人で倒してしまうとは思ってもおらず、運営は飛んだチート装備をソロ撃破報酬にしていたのだが、
そのまさかが起きたという形でゲットしたものだ。
実況していた運営はその場で泣き叫んでいた。
「いやぁ、何が出てくるかわからないしなぁ。」
英雄王の鎧★★★★★★★(神級)
[効果]
自分の3分の1以下のレベルの敵は半径10メートルにきた時消滅する。
1日に一回自身への致死ダメージを無効化する。
自身の魔力が一定間隔で回復する。
「うーーーーん。」
どの装備もゲーム内ではぶっ壊れ性能を誇っていた装備なのだが、この世界ではわからないしなぁ。
俺のモットーは“いのちだいじに”だ。
「「「リクヤ様準備滞りなく完了いたしました。」」」
悩んでいるとクルシュとリリアンナ、それにもう一人美少女を付け加えた3人組が寝室に入ってきた。
「やぁ、アリス。起動状況に問題はあるかい?」
「全身の機械回路をスキャン中。
、、、、、スキャン完了。異常は発見されませんでした。」
綺麗な声で淡々と状況を報告してくるアリス。
そう、彼女は自動機械人形自動機械人形なのであった。