情報整理って、大事だよね! ステータス編
後半から説明回になってます
俺らがアルトミルドに来てから1か月がたった
2日目はみんな2日酔いでダウンし、3日目から訓練が始まった
訓練は7時から10時まで座学
10時から昼食を挟んで19時まで戦闘訓練だった
俺は座学には参加したが、魔法の訓練が中心となる戦闘訓練においては、魔法の使えない俺は訓練の邪魔らしく暇を出された
それで、俺が午後なにをしていたかというと、図書館に引きこもっていた
最近の俺の1日は....
5時起床
6時まで剣術の自主訓練
朝食後、7時から10時まで座学
10時から17時まで図書館
17時から19時まで武器製作
である
どうやら、この世界では剣術が発達してないらしく、早朝、みんなが起きる前に訓練場で自主訓練するしかなかった
小学生のときの道場を思い出しながら、忘れた部分を適当に補って自己流剣術を編みだしていた
図書館というのは王宮3階の書庫のことだ、何百という蔵書数を誇っているが、ここが使われることはあまりない
なんでも、必要な本は自室に持っているそうだ、もったいない....
王宮での肩身の狭い俺は、当然のように図書館に引きこもった
さらに俺は読書も好きだったので、情報収集に勤しもうと考えていたのだが.....
本が...読めなかった....
どうやら、スキル言語理解は読み書きには対応していないようだ
そこで!図書館司書のツバキさんと仲良くなり、彼女に教えてもらっている
ツバキ•S•サテリル
父が王宮の文官であり、その関係で王宮書庫司書をしている
20代で、赤髪のスレンダーな美しいを持つ彼女に言い寄ってくる男は数知れないのだが、父が親バカで、全く手放そうとしないのだとか....
「えっ〜と、その字はね.....」
今日も俺は図書館で、わからない字を彼女に質問しながら読書中である
人間、命がかかっているとなんでもできるものである
元々物覚えが悪い方ではなかった俺は図書館生活7日で基本的な文法と字を学習し、後は時々質問しながら読書に勤しむ
元々読書は好きな方だ
元の世界でも攻略本やらライトノベルやらを読み漁っていた
今までにこの世界で読んだ本は100冊におよぶ
更にその後ステラさんから、インゴットを幾つかのもらい鍛治師の武器製作スキルを上げまくった
代金は当然、王国のツケだ
何故、こんなに急いでいるのかというと、王宮での俺の立場が不安定だからだ
ぶっちゃけ、俺はクラスメイトの勇者たちのオマケでしかない
クラスメイトたちが文句を言いだせば、簡単に、追い出されるだろう
さらに俺はこの国にあまりいい思いを抱いていない
国王は怪しいし、イスラは狂信者だ
一般人の3倍くらいの力を手に入れたらさっさとトンズラというわけだ
まあ、同郷のよしみで、手で行く時にクラスメイトたちに忠告するくらいは吝かではないが....
シオリについては、一旦保留だ
というのも、最近は戻ってきたが、一時期は顔を合わせるだけで真っ赤になって逃げて行く始末だ
出て行くまでには結論を出して欲しいものだ.....
あとこの国国に心残りがあるとすれば、ツバキさんくらいのものだ
そうそう!王宮生活5日目から3日間かけてにコウスケに手伝ってもらって、レベル上げをした
当然手を抜いてもらったが.....
レベル2になり、ステータスは各20くらいHPは100くらいあがった
神聖魔力は相変わらず0だった....
3日もかかってこれなので、コウスケの時間も取るわけにいかないし、これで強くなる線は諦めた
そういえば、コウスケはレベル1上がるごとにステータスが50は上がるので、成長チートの線もなくなった....
この世の理不尽を感じる....
さて、そろそろ分かったことの情報の整理をしたいと思う
まずはバーについてだ
まず視界左上のバーは赤がHP、黄色が神聖魔力、青が自然魔力、の残量を表している
このバーはパーティを組めば、パーティメンバーのも見ることができる
次にアイコン
右からステータスアイコン、アイテムストレージ、クイックセットだ
アイテムストレージは、触れたものや討伐でえたものが収納できる
アイテムボックス見たいなものだ
中では時間が止まっており、生きているものは収納できない、死体は出来る
ストレージはステータスと同じく半透明のウィンドウでリスト表示され、選択で体のどこからでも出すことができる
ちなみにリスト表示には、持ち主の見方が大きく関わっている
例えば、金貨10枚を収納すると
「金貨10枚」と表示されるが
金貨10枚を箱に入れてから収納すると
「金貨の入った箱」となる
討伐アイテムは戦闘終了後リザルトで、自動で入る。このときは名称を知らなくても自動で表示される
クイックセットは、今の装備が分かる
あと、服装を幾つかの決めて登録すると、
登録名称だけでアイテムストレージを介して着替えができる
服装の一つでもアイテムストレージに入っていなければ出来ない
これらを聞くとまるでゲームのように感じる
実際、クラスメイトのほとんどはゲーム感覚で生活している
だが、忘れてはいけない、俺は常にホンモノの命をベットにして生活しているのだ....
そういえば、今日からクラスメイトたちは周辺の魔物を狩りに行くそうだ
これからは午後も自主訓練を入れられるな....
さて、次はステータスとスキルだ
ステータスは
•HP:生命力、なくなる=死、を表す
•神聖魔力:自然魔力と合わせてMPとも言われる。生まれてから、ほとんど変化しない
基本的に自然魔力より、回復に時間がかかる
•自然魔力:神聖魔力と合わせてMPとも言われる。レベルアップにより最大値が増える
大気中の魔素を吸って回復する。魔素の密度で回復速度が変わる
STR:ストレングス、腕力、武器や防具はこれとDEXによって基本的に決まる
AGI:アジリティ、素早さや脚力を表す
VIT:スタミナ、物理防御を表す。これが上がると疲れにくくなり、受ける物理ダメージも下がる
INT:知力、魔法攻撃力。上昇すると、頭がスッキリし、考えるスピードが上がると言われている(不明)
上昇すると攻撃魔法攻撃の威力が上がる
MEN:魔法防御、精神強度。上昇するとメンタルが強くなると言われている(不明)
上昇すると受ける魔法ダメージが減少する
DEX:器用さ。STRと同様に、武器や防具に関係する
上昇すると、武器の扱いがうまくなり、クリティカルがでやすくなる
HPや自然魔力はレベルアップのほかに減少して、回復して...を繰り返すことでも上昇する
それから称号について
加護など、一定条件を満たすことにより入手可能。
一般的には、〜上昇、〜が出来るようになるというのが恩恵だそうだ
続いてスキルについて
スキルは基本的に5種類
•パッシブスキル:常時発動しているスキル
〜上昇系は武芸スキル、属性魔法スキルがメイン
それに類することをすることにより、取得・レベルアップする
〜が出来る系はスキルレベルがないのが特徴
取得条件を満たすことにより、入手出来る
•ASスキル:アサルトスキル、あるモーション(スキルを含む)を繰り返し(数千回レベル)行うことで、オリジナル技として昇華出来る
また、武芸スキルの上昇でも一般のは入手可能
決まった構えを取ることで発動
使用すると、武器等が薄い光を帯び、本来よりスピード、威力が上昇する
モーションが一定以上阻害されると発動停止する
ただし発動後、硬直してしまうため、危険を伴う
レベルアップによりスピード、威力上昇
硬直時間減少
修行の他に、他のスキルを含まないものに限り、スキルレベル7から出来るようになる秘伝書執筆で出来た「秘伝書」を読むことで他者のASスキルを覚えられる
•魔法スキル:属性魔法スキル上昇で入手可能
イメージが重要で、発動キーにもなっている
強いイメージとそれに至る理論、必要な属性魔法スキルがあればオリジナルを作れる
神聖魔力と自然魔力をどちらも1以上消費する。基本的には回復の早い自然魔力多めに使用する
無詠唱でも発動出来るが、詠唱すると不発が減り、威力も上がる
スキルレベル上昇により、威力上昇、発動スピード上昇
まだ、スキルレベル7の魔法書執筆で出来た「魔法書」を読むことでも取得できる
•技能スキル:生産系や移動系、身体系スキル類する行動により、取得、スキルレベルアップをする
•特殊スキル:条件入手によってのみ、入手可能。特殊な発動条件などがある
強力なものが多いが入手困難
この5つはどれも、「一定条件を満たすと入手」というのがあるが、ものすごく条件が高いので入手は困難
スキルレベルは
1で見習い級
3で一般級
5で指南級
7で達人級
10以上は化物級
そうそう!言い忘れていたがレベルやスキルレベルに上限はないと言われている
ただし、それぞれLv.100、Lv.10で壁があり
偉業を成し遂げることにより入手可能な
「偉業を達成せし者」がないと超えられないらしい
最後に天職について、
天職はその者が、7歳になったときに決まる
天職に関わるスキルは上昇しやすくなる
種類は
料理人、農作者、商人などの生活系
鍛治師、錬金術師などの生産系
魔法剣士、○○魔法使いなどの戦闘系
国王などのその他
がある
ちなみに、俺らは
俺を含めた生産系7人、戦闘系20人だった....
さっすが、勇者!