閑話 sideオミナ 遠いあの人を想って....
投稿遅れました
現実の方が少しゴタゴタしていて、執筆が遅れました
数日に分けて書いたので、誤字や前後の違和感があるかもしれません
ご指摘していただければ修正いたします
うぅ、ん....
重たいまぶたを上げると、見慣れた天井がありました
「うぅ!」
いつものように酷い頭痛が襲って来ます
....どれくらいたったでしょうか、頭痛にも慣れてきました
.....今、何時くらいでしょう?
カインがいませんから鐘5つ(午前10時くらい)を過ぎたあたりでしょうか....
頭痛のせいでボーっとするなか、倦怠感を押し殺して周囲を確認します
「.....はぁ」
思わずため息が漏れてしまいます
部屋にはこのベッドのほかに家具の一つもありません
正しく言えば、この家全体ですらこれだけです
昔の姿は見る影もありません
「........はぁ」
またため息が漏れてしまいます
マーク.....
今はいない夫
いや、夫だった男
彼とこの家をさがしていたときにはやさしかったのに....
わたしはどこで道を間違えてしまったのでしょうか?
幼い頃、私がまだ屋敷にいたとき、よく家出をして彼に会っていたときの彼は優しかった.....
それから付き合って、結婚して、屋敷を追い出されてしまったときも彼は優しかった....
そしてマルゼンにやってきて、この家を買ってカインを生んで「これから頑張ろうね!」って言い合っていたのに....
彼は変わってしまった
急に私やカインに暴力を振るうようになってしまった
でも、それは耐えられた
まだ彼が私を愛してくれていると信じていられたから.....
......あのときのことは忘れられません
彼が浮気しているのを知ったあの日
私が彼に離婚を提案したあの日....
彼は笑顔だった
せいせいする、そんな顔だった.....
それがどうしようもなく悲しかった
自分で提案しておいて何を今更、とも思いますが本当に悲しかった
もしかしたら私は彼に引き止めてほしかったのかもしれません
できることなら私を選んでほしかった....
って、いけませんね!
今更彼のことを思い出すなんて!
カインとふたりで生きていくと決めた日に、彼のことは割り切ると決めたはずなのに....
とにかく、割り切らないと!これからカインと私だけで生きていくんです!!
......でも、ほんとはもうわかっているんです
私はもう、長くはないってこと......
ちらりと部屋の隅のお金と食糧の入った麻袋を見ます
残っているのも黒パンの食べかけ2つと銀貨2枚に銅貨と鉄貨が数枚....
2人では2日と持ちません....
カインも頑張っているようですが、薬なんて大銀貨や金貨の世界の話です
とてもとても手が出ません
それに、だんだん体調も悪くなっているようですし....
おそらくあと持って2週間ほどでしょう.....
だからでしょうか、こんなことを思い出してしまったのは.......
........うつらうつらしていると、
カインが帰ってきたようです。廊下で物音がします
「お母さん、ただいま!」
「....カイン、おかえり」
いけませんね、声があまりでません
カインもそれに気付いたようで駆け寄ってきます
.....でも何でしょう?どこかカインが興奮しているような気がします....
なにかあったのでしょうか?
「お母さん、大金稼いだからさ、お薬買って来られるよ、もうちょっと待ってて!」
と言って麻袋に入った金貨を見せてきました
私は呆気に取られていました
カインの話と金貨、ではなく、
カインの後ろに王宮の服を着た青年が立っていたからです
「おい」
青年が声を掛けました
カインがビクッとします
「ど、どうしてお前が......」
カインと知り合いのようです
ですが、なんとなく険悪な雰囲気です
仲良し、ってわけではないようです
......なんだか、胸騒ぎがします
「そりゃ、金取られたら取り返しに来るだろ」
金?取る?
どういうことでしょう?
「お前、親に話してなかったんだな......」
青年につられてカインを見ると、ものすごくバツが悪そうな顔をしてします
なんだか、すごく嫌な予感がします
この先は聞きたくない!聞いちゃいけない!
....そんな気がします
「いや、こいつに道端で金スられたんで、追いかけてたらここに来たんですよ」
それの意味することは、カインが人の金を盗んでいたこと
そのお金で私たちが生活してきたということ...
ちらりとカインを見ると、顔を下に向けて目を合わせてくれません
いったい、いつから.....
どうしてこんなことを.....
って、そんなことを考えている場合ではありません!
「なんでも出しますからっ、なんでもしますからっ、どうかこの子を衛兵にだけは突き出さないで下さい!お願いします!」
カインが衛兵に投降されると思うと....
ぶるり
恐ろしくて考えたくもありません
とにかくおねがいするしかありません!
すると、青年は事情を聞いてきました
被害者が事情を聞きたがるなんて、めったにないことです(この世界では)
真実を言うべきでしょうか?
それとも同情を引くような嘘をつくべきでしょうか?
迷っていると、青年の目が視界に入りました
その目はとても誠実そうでした
私は真実を打ち明けることにしました
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
......ようやく話し終わりました
正直、最後まで聞いてくれるとは思っていませんでした
ただ、ひとりの女性が夫に見放されただけ
別に面白くも珍しくもありません
それでも彼は私をまっすぐ見て最後まで聞いてくれました
.....彼はどう思ったでしょうか?
誇張も嘘も一切していません
ありのままを伝えただけです
ですが、許してもらうしかありません
私たちにはそれ以外に生きる方法などないのですから
「許されないこととはわかっていますが、どうか、どうかご容赦ください!」
これしか言えません
怖くて彼の顔を見ていられませんでした
「あ~あ、わかったから、わかったから面を上げてくれ」
そして.....
「いいか?まず第一に俺はお前たちを衛兵に連れていくつもりなんてサラサラない。誰があんな胸糞悪いところに行かせるか!」
「元々俺は盗まれたもんを返してもらいにきたんだ」
安心のあまり涙が出そうでした
.....しかし、彼の言葉はそれで終わりではありませんでした
「事情は聞いた、何もしないというわけにはいくまい?」
サッと青ざめました
つまりは、何かを要求するということ
ですが、この家にあるものなんてないもありません
どうしたら.....
すると彼は、
「とりあいず、触らせてくれ」
.....そうですよね、男が求めていて、この家にあるものなんてそれしかありません....
なにをとはききません
捧げられるのなんてこの身しかないんですから.....
彼は何か違うかもしれない、と思っていた私が馬鹿でした
せめてカインだけでも生きてほしい.....
彼の手が私の首筋に触れました
予想外に優しい手つきでした
まるで、壊れ物にさわるような.....
私がひとり覚悟を決めていると....
「もういいぞ」
「えっ、もういいんですか!?」
思わず声が出てしまいました
だってしょうがないじゃないですか、もう覚悟も決めていたというのに...
これじゃあまるで、私が求めているみたいじゃないですか!
「.......何を勘違いしたんだ?」
勘....違い....?
思わず赤面してしまいます
やっとの思いで、伝えると....
「いや、その、だって病人だよ!?そんなことするわけないじゃん!?」
なんか、私よりも慌ててますね.....
目、白黒させていますし
「いや、それはそういう趣味なんだと.....」
「いや、いやいや、いやいやいや!
そんな趣味ないって!ねぇ、いや、綺麗だとは思っていたけど....
って何言ってんだ俺!」
ふふっ
変な人ですね、盗人の話を聞いてくれますし、今なんて変な踊りしてますし....
でも、なんとなくですが悪い人ではない気がします
こんなことを考えられるのも、安心できたからかもしれませんね....
あれっ、彼が肩を落としています
もしかして口に出していました?
いや、それよりも
「それでさっきは何をしてたんですか?」
「いや、何の病気何だろうと思ってね」
えっ、病気がわかるんですか!?
予想の斜め上をいく答えにビックリしてしまいます
病気を診断する
それは考えられないことです(この世界では)
だって、種類が多過ぎますし大抵の場合ポーションを飲めば治りますから
病気に詳しい人なんて治癒院の局長や教会の司教様レベルの人くらいです
それを何気なくいうこの人って実はすごい人なんでしょうか....
そう言えば、王宮の服着てますしね....
一体どういった立場のひとなのでしょうか?
「それで、わたしの病気は何だったんですか!?」
思わず声を張り上げてしまいました
だってしょうがないじゃないですか!ずっと苦しめていた病気がわかるかもしれないのですから....
....もしかして、法外な金額を求められたりするのでしょうか?
診断にはたくさんの知識が必要だそうです
だから、高貴な方が高いお金で請け負っているそうです
もしかして彼も.....
「.....あぁ、風魔病だよ」
あっさり、教えてくれました
風魔病
ストレスからくる病気ですか.....
心当たりがありすぎて困ってしまいますね
たしかに、わたしの魔法属性は風です
首回りに湿疹.....たしかにありますね....
なるほど、これを探していたんですね
それを性的に勘違いするわたしって....
他の症状も一致してますし、間違いなさそうですね...
死ぬまでのリミットが2か月ですか....
今、発病してから1か月と少しですから、あと2週間ぐらいですか....
で、
肝心の治し方は.....
え?
ハイヒールとクラスBポーション?
聞き間違いですよね?
そうだといってください!
それか冗談でしょう?
からかわないでくださいよ....
......えっ?
真実?
そ、そんな....
そんなの.....無理に決まってるじゃないですか!!
でも、この人なら....
もしかしたら....
知り合いにいるけど会えない
そうですか......
じゃあやっぱり死ぬしか....
え?
ポーションを使う?
クラスBの?
1本あれば大金持ちになれるというやつを2本も?
さっき会ったばかりの私に?
そんなバカな
冗談でしょう?
え?
本気?
なんで?
どうして?
わからない
.....わたしをだまそうとしているの?
彼は何者なの?
わからない
わからない.....
偽善?
こんなに優しいのに?
明日は我が身?
こんなにお金をもっているのに?
すると、彼が話し出しました
自分のことを
どうやら彼は物凄く遠いところから国王に呼び出されて来た人らしいです
でも、呼ばれた他の人の方がはるかに強くて、微妙な立場なんだとか....
病気だってわかるのに?
と尋ねると
必要なのは純粋な武力なんだとか
たしかにつじつまは一応合います
お金やポーションのことも
国に戦力として呼ばれているなら当然もらってますよね
病気に詳しいのも
国が呼ぶような人ならありえないということはことはありません
ぶっちゃけ、かなり強引です
でもそれが返って安心できます
嘘をつくならもう少し、マシなのを考えるでしょうし....
「じゃあ、飲ませてもらうわね?」
一応確認します
後から、本当に飲ませるつもりはなかった、とか言われたらいやですし....
「あぁ」
本当に躊躇がありませんね
正直ポーション2本はきついです
量もさることながら、味も甘いなかに独特の酸味と苦みがあって舌がピリピリします
飲み切ると同時に頭痛が襲ってきました
今までに経験してきたものとは格が違います
脳が焼き切れそうです
堪らずベットに倒れてしまいました
…
……
誰でしょう?
ボヤけた視界の中で誰かの声が響いている気がします
体中が寒いのに、左手だけが妙に暖かい…
包み込まれるようなその温もりはまるで私を励ますように…
……終わった?
身体中の痛みが潮が引いていくように消えていきます
ゆっくり目を開けると安心したというような彼の顔と嬉しさの余り泣き出しているカインの顔がありました
それを見て私の胸の中にも喜びが湧き上がってきました
終わったんだ!
生きていられるんだ!
喜びは溢れ、爆発しました
気づいたらベットを飛び出してカインと一緒にはしゃいでいました
でも、微笑ましそうな彼の顔を見て急に恥ずかしくなって
こんなことよりもしなくちゃいけないことがあるんです
「ありがとう!ホントにありがとう!」
突き動かされるように彼にアキトさんに頭を下げていました
しばらくして頭が冷めてくると
大変なことに気づきました
私たち、彼に何もしてあげられていないことに
彼はスリの一件を許してくれると言ってくれた
でも、それと病気のこととは完全に別の話。診断のことはまだしも、ポーションに至っては完全にマイナス
でも私には何もしてあげられない
どうしましょう…
「いや、何もいらないよ」
そんなわけにはいかないわ
カインは子供だからまだしも、私は大人。お返しが必要だわ!
こうなったら、私が奴隷になって、彼に身体を捧げるしか……
……あれ?
そこで私は気づいてしまいました
彼のものになることに先ほどの時ほど嫌だと思っていないことに
むしろ嬉しいとさえ思ってしまっているような……
「……でもそうだな、じゃあ、もし俺がピンチになったら助けてくれ」
悶々としているうちに彼が答えを示してくれました
どうみても釣り合っていませんが、私にそれを言い返すような余裕も、権利もありませんでした
言い返してどうするの?代わりになるものがあるの?ないでしょう?
と自問すると
私は
ないわ、諦めて飲むしかないわね…
と告げているのに
頭のどこかで
あるよ!私自身を差し出せばいいじゃない!
という私がいて…
そんなわけいかないでしょ!カインはどうするのよ!
私が訴えます
それなら、カインも一緒に彼のものになっちゃいましょうよ
私が囁きます
もう頭がグチャグチャでした
私には私の心がわかりません......
「......分かったわ、じゃあ貴方がどんな場合でも助けるわね」
私を押さえつけるにはこれしかありませんでした。私が無事なうちに答えを出すしか…
そうしないと「私をもらってください!」とか口走ってしまいそうで……
「あぁ、あとこれ。しばらく食費の足しにしてくれ」
不意に彼が私の手に何か置きました
ひとの気も知らないで……
思わず彼に食ってかかりそうになりましたが、手のひらに乗ったそれをみて頭が真っ白になってしまいました……
薄っぺらい、金色に輝くそれは正しく…
「へっ、金貨よ?」
「あぁ、そうだな」
「高いのよ?」
「あぁ」
「あぁ、じゃないわよ!」
まともな返事をしない彼にかっとなって
金の価値も知らないで!
と怒鳴りそうになって
なのに、彼の真剣な目を見ると…
さっきの怒りは何処へやら、急に胸がキュンてなって、彼が恋しくて仕方がなくなってしまうのです
「…ホントにいいの?」
「もちろんだ、どうせロクなもん食べてないんだろう?」
「…分かったわよ…」
見透かされていることが恥ずかしくて、心配されていることが嬉しくて
彼に反論できませんでした
「そうだな、じゃあ少しカインを借りていいか?」
「えっ、いいわよ?」
反射的にそう答えていました
まるでそうするのが当たり前みたいに
でも、そんなはずないのに
彼が現れたときは絶対にそんなこと許すはずなかったのに
どうして?
私にはもう私がわかりません…
「ただいま!」
元気なカインが帰ってきました
「......おかえり」
私は疲れていました
彼とカインが出て行ったあと、私はずっと自問していました
(彼のものになっちゃいましょうよ)
(何言ってるの!カインはどうするのよ!)
(一緒に彼のお世話になればいいじゃない!彼もきっといいって言ってくれるわよ?)
(ダメよそんなの!これ以上彼に迷惑なんてかけられないわ)
(でも、でも好きなんでしょう?彼のことが)
(す、好きだなんて…そんなわけ…)
(本当にぃ?)
(だ、だって私にはマークっていう夫がいるじゃない)
(私を捨てたあんなやつどうでもいいでしょ。正直になりなさいよ!)
いつまでたっても私と私は平行線で…
実に5時間、私は部屋で1人百面相に励んでいました
その結果、私は
「で、どうだった?」
カインに全てを委ねることにした
一緒に暮らすならカインがどう思うかも大事でしょ!
っていう意見が通ってカインに委ねることにしたのだ
息子に全てを任せるなんてなんて無責任な……
そんなことはつゆ知らず。カインは
「うん!お兄ちゃんすごく優しかった!」
「お、お兄ちゃん!?」
「うん!アキトお兄ちゃんがそう呼ぶの許してくれたの!」
嬉しそうに話すカインを見て私は…
はぁ
ため息をついていた
もう誤魔化せそうにない
私は彼が好きで
カインも彼を慕っていて.....
ごめんなさいマーク、私は好きなひとができました
私もとんだ悪女ですね
貴方を思い出したその日に彼を好きになるなんて
でも、謝りませんよ?先に捨てたのは貴方なんですから
それからカインは何があったのか教えてくれた。
どこで何をしてどう思ったのか
お兄ちゃんがなにをしてくれたのか
楽しそうに
ジェスチャーも加えて
幸せそうに
「…それでね、お兄ちゃんが僕にね、お仕事をくれたの!」
「ええっ!?」
斜め上をいく内容に動揺を隠せません
荷物持ちとか道案内とかそういうことをしに行ったんじゃないの?
「お店の店番?だってー、何日かすれば金貨1枚貰えるんだ」
金貨1枚ぃぃぃ〜
なにそれ、そんな仕事って.....
「お兄ちゃんがね、ラドムっておじさんに渡してたんだ」
それは…
オミナは理解した
彼がカインにスリの足を洗わせるために、安全な仕事場を提供したことに
そして、そんなところにまで気を使ってくれる彼に一層思いを寄せるのだった
「それでね、お兄ちゃんがこんなものをくれたの」
どさっと紙束を見せる
「なにこれ、すごい資料!」
この世界では紙も本も高価だった
だから、一般人が教養を身につけるには、誰かに教えを請うしかなかった
でもそれにもやっぱりお金が必要で結局、専門的な知識は一部の貴族や王族しか分からないという状況で
明日の飯にさえ困っていたオミナにはそんな教育をカインにできるはずもなく、歯がゆい思いをしていた
ですがその彼が書いたと一目で分かる紙束は明らかに一般教育のレベルを超えていました
本でいうなら20冊以上、そんな情報量です
しかも、綺麗にまとめられていて、難しい言葉には注さえ添えられています
端々から彼の思いやりが伝わってきます
「それでね、お兄ちゃんがね、プレゼントにってくれたんだ」
カインが次に渡してきたのは
可愛らしい黄色のワンピースでした
私はそれを胸に大切そうに抱いた
ちょっとだけ、泣いていたのは秘密です
その夜、ベットで
私は大切なことをカインに聞きました
「ねぇカイン?お兄ちゃんがお父さんになってもいい?」
カインは彼を「お兄ちゃん」として慕っていました
「お父さん」とは受け入れられないかもしれません
私はそれが不安でした
「お兄ちゃんがお父さん?ううん.....」
カインが眠そうに目をこすってから、答えます
「....そっかぁ、それだったんだぁ」
「どういうこと?」
「あのね、『お兄ちゃん』って呼んでたんだけど、どこかしっくりこなくて、『お父さん』かぁ、うんしっくりくる。そうなったから嬉しいなぁ」
そういうとカインは寒そうに私にくっついてきてそのまま、すうすう寝てしまいました
カインが彼にお父さんになってほしいと思ってるなら.....
私は決意しました
今度からにあったら彼、いえアキトさんに告白しようと
誠心誠意、お願いしてみようと
激動の1日、今日この日を私はずっと忘れないでしょう
今は遠い彼を想ってオミナは眠りについた
彼と夫婦になるそんな幸せな将来を夢見て
あと、閑話は3話です
今後も投稿が不定期になるかもしれません
出来るだけ早く投稿致しますので、気長にお待ちください