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魔法至上世界の最強剣士【連載中止しています】  作者: ぴょん兎
チート無しで異世界転移?いやいやいや........
16/27

スリ?ふざけんな!

初感想ありがとうございます

さて、皆さんもこう思ってる人いるんじゃないでしょうか

「主人公弱くね?いつになったら最強になるんだよ!」と

すいません!予想外に第1章が長びいています!

詳しくは「活動報告」にも載せましたので、よろしければご覧下さい

第2章からは、主人公が強くなっていくのでご辛抱ください

 なんでこうなった?


 背後には人、人、人......


 どうしてこうなった?


 アキト絶賛追いかけられ中である


 どうしてこうなった?


 思い出せ.....

 ーーーーーーーーーー


 ラドムの店を出た後、魔道具屋で防音の魔道具を手にいれるため、大通りに戻ろうとした


 予想外に安く武器を仕入れられたので、俺はホクホクだった


 そしたら、


「おい、お前!ちょっと面貸せや!」


 チ○ピラ!?


 それを振り切った後は酷かった


「親のかたきいいぃぃぃ」


 とか言って後ろから包丁刺してくるおばさん


「金よこせやぁ!」


 とか言って追いかけてくるヤ○ザの皆さん


 それらは次第に増えていって....


 今に至る

 ーーーーーーーーーー


 うん、俺悪くない


 悪くないよね!?


 なんで追いかけられてんの!?


 明らかにこのせいだよなぁ

 下を見る

 そこには、王宮支給の衣装があった

 絶対後で服買うからなぁぁぁ




 はぁはぁ、ようやく撒いたか...


 ピロリン

 ーーーーーーーーーー

 スキル「逃亡」を手に入れました

 ーーーーーーーーーー


 うわぁ、なんか嫌なスキル手に入れた...



 でもここどこだ?

 だいぶ路地まで来ちまった


 しばらく歩くとそこそこの大通りに出た


「うわっ」


「あっ、すいません!」


 少年にぶつかってしまった


 思わず謝る

 日本の裏伝統、平謝り

 なんかむなしいね...


「いや、大丈夫ですよ」


「そうだ、君、大通り何処かわかる?」


「えっと、この道を真っ直ぐ歩いて、突き当りを右ですよ」


「ありがとう」


 そういって、少年と別れる



 そして、10mほど歩いて気づいた


 財布がない


 いや、大金入れてたわけじゃないんだよ

 だって、アイテムストレージあるんだからさ

 でもさっき、武器屋で金貨5枚出すとき、金貨10枚の麻袋を出したはずだ


 思い出すのは、さっきの逃走

 少年との会話....


 いや、路地にいた時はまだあった


 つまりは少年の方....


 バッと振り向く、少年はそそくさと早歩きで逃げていた


「ま、待て!」


 金貨5枚スられた!


 少年はビクッとすると、全力で駆け出す


 あぁ、なんで声出したんだよ俺!

 そりゃ、逃げるだろ

 スったんだから...


 俺も追いかける


 足は日頃の訓練のおかげで、少年より速いが


 俺にはいかんせん、地の利がない....


 というか、意外にあいつ、足早いな....



 案の定、少年は脇道に逸れて、見失ってしまう


「舐めんなよ!」


 スキル「索敵」を使う


「索敵」は視界にマップを表示し、人や魔物を区別して表示する


 さっすがファンタジー!


 ちなみに、「気配察知」との違いは


「気配察知」は周りの魔物や人を、感覚で察知し、ついでにその相手の悪意や敵意もなんとなくわかり、壁などをすり抜けて作用する

 その代わりに効果範囲がすごく狭い


「索敵」は広範囲を察知できる代わりに、敵意などは分からないし、建物とかダンジョンとかは同じ階層に入らないと分からない

 ただの「索敵」では高さの範囲がすごく低く、派生スキル「地中索敵」や「上空索敵」がないと地下や上空は分からない



 最近、調べていて、分かったことがあるのだ!

 そう!「索敵」の効果を読んでいて、「これできんじゃね?」と思ったら出来たのだ!


 このマップ、マーカー機能搭載で説明とか書き込めて、マッピング機能もあったのだ!


 気になった奴にマーカーを付けてやれば、他の人と区別できる、しかも、範囲外に出てももう一度効果内に入れば、マーカーはついたまま!

 解除しない限り永久保存なのだ


 説明機能はそのまま、「ここ宿屋」とか書き込める


 マッピングは一度いったところは、イメージすれば、マップを取り出せる!

 しかも、説明機能はそのままに!

 流石に人は表示出来ないが.....


 何を隠そう、イメージしたのはグー○ルマップだ!

 異世界対応とか流石だね!グ○グル!


 ツバキさんいわく、「こんな使い方知らない!」だそうなので、俺専用裏技だ(ツバキさんには口止めしときました)



 長くなってしまったが、

 俺はスリ少年にマーカーを付けたのだ!

 これでもう、逃がさないぜ!

 まぁスキルレベル1では50メートルしか効かないが.....


 スキルを入手した時とは全く逆の使い方をしていることには苦笑するしかない


 獲物を捕まえるオオカミになった気分で、マーカーを追いかける


 行き止まりだな、

 追い詰めたぜ!


 その瞬間、マーカーが消滅した


 えっ.......「気配遮断」か?...いや、それなら最初から使っているはずだ...ということは建物に入ったのか!


 慌てて最後に反応のあったところに向かう


「逃げられたのか......いや.....」


 かすかだが、「気配察知」に引っかかる


「.....右.....か...」


「気配察知」レベル1では周囲5メートルで、だいたいの位置しか分からない


 右の壁を隈なく調べていると、かすかに色の異なる部分があった


「これは!」


 押すと僅かに軋んで、ドアのように開いた、


「隠し扉だと!」


 オトコのロマンじゃないか!


 男の子の憧れ上位にランクインする「秘密基地」に並ぶロマン、隠し扉!



 アキトが1人興奮していると...


 ピロリン

 ーーーーーーーーーー

 スキル「追跡」を手に入れた

 ーーーーーーーーーー


「ほんっと、嫌なタイミングでくるよな!」


 完全に冷めてしまった


「まぁ、役に立ちそうだからいいけど」


 そういって、扉の中に入る


 瞬間、「索敵」が室内を教えてくれる


「どうやら、ここは通路で奥の部屋の寝室に、あいつ(スリ少年)と誰かがいるようだな

 」


 こっそり奥の部屋に忍びこむ




 そこには、少年と少年が手を握っている、ベットの上の母親らしき女性がいた


「母さん、大金稼いだからさ、お薬買って来られるよ、もうちょっと待ってて!」


 どうやら、少年は俺に気づいていないらしい、必死に母親に話掛けている


「おい」


 俺の声を聞いた瞬間、少年が飛び上がって、壁際まで後ずさる


 そんなに怖いか?心外だなぁ...

 ドスのある声なんて出してないつもりなんだがなぁ...


「ど、どうしてお前が...」


「そりゃ、金取られたら取り返しに来るだろ」


 お母さんにがキョトンとしている


「お前、親に話してなかったんだな...」


 母親に簡潔に何が起きたか伝える


「いや、こいつに道端で金スられたんで、追いかけてたらここに来たんですよ」


 すぐに、母親の顔が青ざめる


「なんでも出しますからっ、なんでもしますからっ、どうかこの子を衛兵にだけは突き出さないで下さい!お願いします!」


 少年は壁際で辛そうな顔をしている


 この国には刑法はない


 よって、余程の犯罪者でない限り衛兵が判断を下す


 しかし、それは酷いもので、衛兵が気分で判決を下すもんだから軽犯罪でも晒し首で死刑とかザラにある


 この世界、特にこの国では「衛兵に突き出されるイコール、死ね」なのだ


 ちなみにこの事実を禁書庫で発見した俺は胸糞悪くて、気持ち悪くなって吐いて、いつか絶対この国潰すと誓ったという....


 そういうわけで、アキトは衛兵に突き出す気は毛頭ない


 だがそれをいきなりいってよいものか....


「とりあえず、事情を教えてくれませんか?」



「はい....」


 母親はゆっくり話し始めた....

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