アキト街にいく!
異世界生活2ヶ月がたった
1ヶ月前と変わったのは2つ
まず、昼に訓練をするようになった
みんなが魔物狩りに行っているので、午後の訓練場が空いたのだ
もう1つは....
3週間ぐらい前のことだ、読みたい本はあらかた読んだ俺は奥にある扉が気になった
「あのトビラの先ってなんなんですか?」
「あー、あそこね、禁書庫よ
私も鍵は渡されてないわ
まぁ、かれこれ10数年開いてないそうよ」
「ふ〜ん」
(宝の匂いがするぜ!)
その夜、俺は王宮の壁に張り付いていた
蜘蛛のように
目的は?もちろん宝探しさ!
俺はしっかり確認しですねいた
書庫の隣、禁書庫の部屋に窓がついているのを
中世といっても、まだガラスのない時代だ
当然窓といってもただ壁がくり抜かれているだけに過ぎない
侵入は容易だ
月と星明りしかない闇夜
闇に紛れて俺は窓に降り立つ
予めクラスメイトに作ってもらった罠察知棒で、中を探る
.....反応……なし………
この国の防犯設備大丈夫か?
と、こちらが心配になる
結論から言うと、禁書庫は宝の山だった
秘伝書に、魔道書、いまはもう流通してない禁書の数々.....
だが、同時に罠がない理由もわかった
本自体が罠だったのだ
本も開くと、
麻痺ガスが噴き出したり
本が噛んできたり
吹き飛ばされたり
グローブが飛び出してきたり
たらいが降ってきたり.....
誰もここに寄り付かないのも納得である
そうして今に至るまで毎晩夜に忍びこんでは、目星ものをかっさらう.....
完全にドロボウの所業である
もう時期欲しそうな本を取り(盗り)終わるので、また夜は早く寝られるようになる
実はこの禁書庫には死に直結する本が1、2冊ほどあったのだが、アキトがツバキさんからそれを聞いて、縮みあがるのは、また別の話
さて、この2カ月の成果を確認してみよう!
霧峰瑛斗ーーーーーーーーーーーーーー
男16才
Lv.2
天職 鍛治師
HP 1000/1000
神聖魔力 0/0
自然魔力 120/120
STR 320
VIT 250
AGI 340
INT 120
MEN 120
DEX 270
ランクH
称号
異世界からの転移者
鍛錬に勤しむ者
読書に勤しむ者
パッシブスキル
片手剣Lv.5 両手剣Lv.1 鍛治師Lv3.
刀術Lv.2 体術Lv.2
思考加速Lv.1 忍耐Lv.1
言語理解
ASスキル
スラッシュ(片手剣)Lv.2
クロスソード(片手剣)Lv.1
ダブルバイト(片手剣)Lv.2
袈裟斬り(刀)Lv.2
半月斬り()Lv.1
十文字(刀)Lv.1
華月(刀)Lv3
手刀(体術)Lv.2
魔法スキル
技能スキル
武器作成Lv.3 縮地Lv.1
索敵Lv.1 気配察知Lv.1 気配遮断Lv.2
速読Lv.3 武器鑑定Lv.2 魔物鑑定Lv.2
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鍛錬に勤しむ者
称号
日々鍛錬を続けた者に送られる称号
鍛錬によるスキル取得経験値上昇(中)
スキル忍耐取得可能
取得条件
1ヶ月、1日も欠かすことなく実践なしの鍛錬に励むこと
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ーーーーーーーーーー
読書に勤しむ者
称号
日々、読書に励む者に送られる称号
INT上昇補正(小)
MEN上昇補正(小)
スキル思考加速が取得可能
取得条件
1ヶ月で100冊以上の種類の本を読破する
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ほう、結構あがったな
やはり「異世界からの転移者」の上昇は大きい
称号が新たに2つついたな
いや〜、濃い2ヶ月だった
速読と魔物鑑定スキルは読書の努力の結晶だな!
索敵とか、気配遮断とかは、みんなに見つかりたくないって思い続けてたら付いてた....
HPが高いのと体術が付いてるのは、何度か大野たちに呼び出されて...
あんまり思い出したくない....
悲しい現実だ
あと、片手剣の派生スキル刀術がついた
これで刀が使える!
派生スキルってのは、武芸スキルや属性魔法スキルがレベルアップするとつくやつで、その発展系や派生武器スキルだ
いや〜、ASスキルとか、努力の賜物だわ!
オリジナル「ダブルバイト」「十文字」「華月」3つもできたし
これもしかして、天才じゃね?
京塚孝介ーーーーーーーーーーーーーー
男16才
Lv.11
天職 勇者
HP 6800/6800
神聖魔力 2700/2700
自然魔力 1700/1700
STR 2000
VIT 1800
AGI 1600
INT 1900
MEN 1300
DEX 1700
称号
異世界からの転移者
女神の加護
救世主
ランクA
パッシブスキル
片手剣Lv.6 両手剣Lv.3
刀術Lv.1
光属性魔法Lv.6
火属性魔法Lv.3
風属性魔法Lv.4
水属性魔法Lv.3
土属性魔法Lv.2
言語理解
ASスキル
スラッシュ(片手剣)Lv.6
クロスソード(片手剣)Lv.4
大切り(両手剣)Lv.4
魔法スキル
プチライトLv.2
ライトLv.3
ホーリーライトLv.4
ライトヒールLv.2
ホーミングライトLv.4
プチファイヤLv.3
ファイヤLv.4
プチウォーターLv.2
ウォーターLv.3
プチウィンドLv.3
ウィンドLv.4
プチサンドLv.2
技能スキル
縮地Lv.6 斬撃放射Lv.4 魔力放射Lv.2
索敵Lv.4 気配察知Lv.3
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....調子のってすいませんしたー
いや、ね!2ヶ月も頑張ったからさ!
なんか、ご褒美が欲しいわけなんですよ!
ホントに強くなったとか、思ってませんよ?
ホントですよ?
ステータスはともかく、鍛錬を目一杯やっていたのに、ここまでのスキルレベルに差があるのには、理由がある
ステータスもスキルも得るのは経験値である
当然、濃い経験をしたほうが強くなる
例えば、魔物との命がけの戦闘とか.....
だから、同じ魔物を倒しても、様々な条件で経験値は変化する
力量差や戦闘時間
戦闘状況や状況異常
相手の数や自分の心境
などなど....
経験値を決めるのは相手ではなく、自分なのだ
さらに、相手を仕留めるとボーナスもつく
この程度で済んでいる方がおかしいのだ
あいつらが如何に魔物を舐めて、チートで倒しているかわかるぜ....
さて、今日はイベントがあるのだ
な、なんと、街に行くのだ〜
召喚されてから、情報漏洩を防ぐため、とか言って保護、もとい軟禁されていた王宮からでられるのだ!
理由はちょっとしょうもなかったりする
2ヶ月も経つとね....
溜まるですよ....
女子の皆さん!「何が」とは聞いちゃダメですよ!!
昼から夜まで男女混合のパーティ行動....
女子と1つ屋根(王城)の下、寝て過ごす...
男性の皆さん、分かったでしょう!!
アレですよ、アレ!
下階が女子部屋だから、気になって1人でもできやしない!
と、いうわけで
見かねた王サマがチャンスをくれました
「金貨50枚をやる、今日は街に行っても構わん!飯を買うのも、武器を買うのも、せ•い•ど•れ•いを買うのも好きにするがいい!」
男子勢が「性奴隷」という言葉にピクリと反応する
こうして、俺らは街に行くことになった




