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56、鍵


扉の前で佇む君に伝えたい歌が僕にはあるよ

それはきっと心の中を 開くドアの鍵になるから


雨音聞くと雫と共に去った君のことを想う

濡れた身体が覚えているよ 愛しい君の「サヨナラ」の口


君だけのため作った歌は

君だけにしか聴かせたくない

愛する君は想い出の中 僕の手 鍵はないよ


綴る手紙は書いて捨てて それを何度もくりかえし

汚い文字に愛を乗せて 空を巡り届いてほしい


返事はしなくていいと書いた だけど返事してほしくて

言えない本音 不器用すぎる 僕の声に耳傾けた


君だけのため 生まれてきたの

君だけにしか愛は語れない

愛する君は 僕を選ばず 鍵の在り処 どこに・・・?


壁が前に立ちはだかったとき、

恋が成就してたまらなく嬉しいとき、

君の全てが知りたくて、逆に傷つけてしまったとき、

いつしか君との距離がすごく遠いものに感じられたとき、


自分は何を想っているのだろうか――。


心の扉を開く鍵を探しに行こう。

その鍵が在るのは、ふとした日々の瞬間だ。


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