花火
70、花火
浴衣を着こなした君と 初めて手をつないだ夜が
僕にはとても嬉しく 初恋でした
恋の流れ方さえも良く理解できないまま
人波の中 沈黙に襲われていた
打ち上げられた 夜空彩る 強い光 眺め
握り直した手と手の間 愛の伝る音がする
花火のように すぐに消えてく恋だとしても
今の僕は君を好きでいられる 「好きだよ・・・」
いつしか君の冷めた顔 瞳に映されたとき
終わりを覚悟したんだ 失恋でした
すぐにでも落ち着けると 無意味に意地を張ったけれども
心の中で 君を忘れられない
闇が再び 夜空より濃い黒に染まっていく
今日と明日 短い間でも 君の顔 浮かんでくる
そばにいたいよ・・・
初恋から学んだことは 相手を大切に思うこと
一つ一つのしぐさや言葉
抱きしめてたい 諦められない 君の全てを
できることなら あの場所から もう一度 やり直せたら・・・
花火のように すぐに消えてく恋だったけれど
今も僕は君を好きでいられる 「愛しているから・・・」
甘酸っぱい初恋。
恋してるときは、何を想っていたのだろう。
君と別れてから愛惜しくなった僕はふと想う。
まるで花火のように消えていく初恋の切なさは、永遠に残るもの――。




