【レシピ】梁山泊流・とろ旨魯肉飯(ルーローファン)
「白い飯だけじゃ、この先の章を乗り切れないだろ?」
甘じょっぱい湯気が鼻をくすぐる。木べらを握る俺の腕にも力が入る――さあ、梁山泊の看板メシを現代の台所で再現しよう。
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〇材料(2~3人分)
豚バラブロック…300 g
玉ねぎ…1/2個
ゆで卵…2個(半熟推奨)
しょうが…1片
にんにく…1片
★醤油…大さじ2
★オイスターソース…大さじ1
★砂糖…大さじ1
★紹興酒(または料理酒)…大さじ1
★五香粉…小さじ1/4(スーパーのスパイス棚で発見可)
★水…150 ml
ごま油…小さじ1
小松菜(下ゆで)…適量
白飯…どんぶり2~3杯分
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〇作り方
1. 下ごしらえ
豚バラは1 cm角、玉ねぎは粗みじん。
しょうが・にんにくはみじん切りにしておく。
2. 香りを放て
フライパンにごま油、しょうが、にんにくを入れ弱火で香りを立てる。
豚バラを投入し、中火で表面が色づくまで焼く。
3. 旨みの核を築く
玉ねぎを加え、透き通るまで炒め合わせる。
★をすべて注ぎ、ひと煮立ちさせる。
4. 煮込みの陣
弱火に落とし、落としぶた(アルミ箔でOK)をして15分コトコト。
半熟ゆで卵をそっと沈め、さらに5分。鍋をゆらしながら煮汁を卵にまとわせる。
5. 盛り付けて完了
熱々の白飯に豚バラをたっぷり、煮汁をとろり。
卵を割って黄身を流し、小松菜で彩りを添えれば完成!
「甘じょっぱさと五香粉が腹を叩く。黄身を絡めれば心も刃も丸くなる――箸が止まらなくても責任は取れないぜ。」
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〇アレンジの極意
五香粉が強いと感じたら、シナモンひと振りで優しい香りに。
鶏もも肉で作れば “魯鶏飯”――ライトな仕上がり。
煮汁が余ったら翌朝うどんにぶっかけて「梁山泊朝定食」。
腹が満ちたら次のページへ――物語はまだまだ続く。
1人前なら半量で。
紹興酒は普通の料理酒で、五香粉はなくても大丈夫です。
私は山椒ラブなのでシビカラにして食べるのが好きです。