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円を描くように、あなたを私の虜してみせるわ!

作者: 七瀬
掲載日:2023/06/17







私にはオトしたい男が居るわ!

彼は外資系で貯金も1億円以上持っていると聞いたの。

私は彼を、“円を描くように、あなたを私の虜してみせると決めたの!”

回り回って、彼は私のモノ!

私に落とせない男なんって一人も居ないのよ!

私は高級クラブのNO1ホステス。

月に1000万円以上稼ぐホステスなのよ!

“夜の蝶”とも呼ばれるけど? 華やかなお店に入ると最初に私が

お客様をお迎えするの!




『いらっしゃいませ~』

『有隣、会いに来たよ。』

『あら? 高畑様、来ていただけたのですか?』

『そりゃ~君が居るお店に来ないでどうするのさー!』

『嬉しい事を言ってくださいるのですね、さあさあー奥の席にどうぞ!』

『店で一番高いシャンパンを入れるよ。』

『ドンペリピンク一本お願いします!』

『ありがとうございます。』

『いやいや? 有隣の為なら幾らでお金は出すきだ!』

『嬉しい! ありがとうございます。さあさあ、飲みましょう!』 






殆どお店に来るお客様は、私目当てでいらしてくださるのよ。

それに私が居ない日は、お店はガラガラらしいの。

私の陰で、このお店の売り上げがうなぎ登りなのよ。

だからお店のママも、私だけには何も言えないみたい!

私の意見が、“お店の意見だという事をママも知ってるのよ。”




・・・そんな私も、“一人だけ落としたい男性ひとが居るの!”

若くして某会社の社長になった男性ひとがお客様で居るわ。

彼はまだ30歳という若さで、社長になったのよ!

コネでもなく自分の実力だけでね!

そんな彼に私は心惹かれたの!

絶対に彼を落とすと私は決めたわ。





『今日はお一人ですか?』

『えぇ、1人だとダメですか?』

『そんなさあさあ、VIPルームへどうぞ!』

『ありがとう!』

『今日は何をお飲みになるんですか?』

『有隣さんと同じモノいいですよ。』

『じゃあ、先ずは瓶ビールでよろしいですか?』

『勿論!』

【カンパーイ!】







 *




『何故? 近藤さんは彼女をお作りならないんですか? モテるでしょ!』

『いやいや? ボクみたいな男はモテませんよ。』

『もぉ~ご謙遜を! そいうところもステキですけど。』

『そんな風に有隣さんに言われたら、照れますよ。』

『・・・じゃあ、私みたいな女性はどうですか?』

『えぇ!? “彼氏ぐらい居るでしょ! こんなに綺麗なんだから!”』

『それが居なんですよ。』

『ボクでいいんですか?』

『勿論!』

『・・・でも、ボクには勿体ないですよ。』

『そうやって、何気に断るんですね。』

『そんな風に言わないでください、ボクだって慎重に答えないとと想って

るんですよ。』

『あら? ごめんなさい! 気を遣ってくださっていたのね。』

『こんな綺麗な女性ひとを傷つけたりできないでしょ!』

『近藤さんって、本当に優しいのね。』

『ボクは普通の事を言ってるだけですよ。』








・・・彼はお店の中でも“紳士的で”女性ひとを傷つけないように

言葉を選びながら話してくれるの。

大体のお客様は? “お酒を飲むと人が変わったような人も居るわ!”

言葉遣いや態度まで変わるお客。

そんな時は直ぐに黒服が着て、そういうお客様をお店の外に出してくれるの。

どんなにお金を持ってたって、態度の悪いお客様は要らないわ!

“出入り禁止”にして二度とお店に来させないようにするのよ。




ただ逆上してか? “待ち伏せしているお客様もいるわ。”

そんな時は、お店の黒服に行きと帰りを送ってもらうの。

逆ギレって怖いわよね。




・・・でも? このお客様はそんな事はないわ!

“だって彼は紳士的な人ですもの!”

女性に暴言や暴力を振うことはないのよ!





『お店が終わった後、お時間ありますか?』

『えぇ!?』

『どうしても、有隣さんに大事な話があるんです。』

『大丈夫ですよ!』

『じゃあ、お店が終わった後迎えにあがります。』

『えぇ、分かりました。』







・・・さあ、やっと私の罠に彼がハマったわ!

“円を描くように、あなたを私の虜してみせる!”




彼を絶対に逃がさない!

私の狙った獲物なんですもの!

私のモノよ!


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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