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125のしあわせのレシピ  作者: ゆうきゆうな
2/3

彼女の体は…

「落ち着いて、ランティ。近い。鼻息めっちゃ荒いから。

うん、そうね、まずは座って話しましょう。」


ランティアが意気揚々と駆け込んだのは

幼少の頃から一緒に育ってきた彼女の姉妹とも言える親友、ラピスの家


ドアを乱暴に開け、開口一番の冒頭の発言を

冷静にあしらうラピス


「で、なんでダイエットなんてするの?彼氏に痩せろって言われたの?」


温かいハーブティーを差し出しながら問いかけるラピス


向かいの椅子に座ってとんでもない!といった表情で身を乗り出し

「ううん、そんなこと、ディーノ様は言わないわ。むしろ今のままの私を愛してくれているもの。」

といいつつティーカップをうけとるランティア


「ならいいじゃない。私もそのままのあなたが好きよ?何か問題があるの?」



暗い表情でうつむきティーカップを両手にもった手が震え、カタカタ鳴る

目の端に涙を浮かべてキッとラピスに向き直り

「そう…あるの、あるのよ!大問題が!」


そう言ってランティアが差し出した紙は

つい最近の健康診断の結果の書類


そこには


高血圧!!!!

脂質異常!!!!

糖尿病一歩手前!!!!


そう、ランティアの体はお手本のような生活習慣病の数々によりノーアウト満塁3割打者を迎えた、かなりアウトな状態だったのである…

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