表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

69/408

第六十話 凄いビーム、腕から出る!

 ベラベラと話している間に、甲殻類のモンスター……マッコーシュが襲い掛かる。

……が、攻撃は痛くも痒くもなかった。


『うお!? すげぇ!』

「さぁ、その距離なら殴れるだろ!」

『よっしゃぁ! おらぁ!』


 俺は両腕を振り回して、マッコーシュの硬い甲羅を砕いた。


『うお! すげぇ! ……でもこの攻撃、近づいた相手にしかできねぇじゃん!』

「硬い装甲から放つ近接攻撃は凄まじいが、動きづらいのが難点だな」


 吹っ飛ばされたマッコーシュは、再び立ち上がり、攻撃を仕掛ける。


「ほら! 遠距離攻撃!」

『お、おう! 多分この両手だよな!? 例によってイメージか!?』

「うむ! ミニガンをイメージしろ!」


 イメージ、ミニガン……ミニガン……


『おらぁ!』


 両腕からミニガンを放ち、マッコーシュに命中する。


『うお! すげぇ!』

「だが、その攻撃は、素早い相手には効果が無くてな、マッコーシュは動きが比較的鈍いから上手くいったんだ」


 確かに、この攻撃は強いっちゃ強いが、素早い相手なら弓スキルのほうがよさそうだ。

マッコーシュの甲羅は、もはや見る影もなくなっていた。


「さぁ、必殺技だ!」


 シェダルは首元をいじったのか、鍵が回る感触がした。


『バイクスキル必殺!』


 音声と同時に、両手にパワーが漲る。


「いくぞ! 必殺の両腕から出るビーム!」

『だからまんまじゃねぇか!』


 シェダルは再び鍵を回した。


『バイクスキル! 走り過ぎフィニッシュ!』


 そんな音声が流れ、俺は両手のミニガンからビームを発射した。


 命中した後、マッコーシュは粉々に砕け散っていた。

 シェダルは収納スキルに変身し、粉々になった部位を回収した。


『これ……強いけど、あんま使え無さそうだな。』

「もっと調整が必要だな……よっと。」


 シェダルは再び、俺の背中を押した。

再びバイクに戻ったのか、目線が一点になる。


「さ、先へ急ぐぞ!」

『あ、あぁ……』


 シェダルは鍵スキルになり、ギアを入れ、俺を走らせた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ