表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

50/408

第四十七話 デカい蜂! 段違い!

「あれは……」


 小松は驚愕の表情で、他の連れ3人を守るように立った。


「メガルホーネットだ! 昇! 奴は水に弱い筈だ! 水をかぶれば動きが鈍くなって隙が生まれる!」

「お、おう!」


 シェダルの指示で、俺は攻撃を避けながら鍵を探す。

 えーと……魔法の鍵は持ち手が球体だよな!? なんで適当に入れちゃったかな!? 馬鹿か!? 俺は!?


「おい! 金剛! ここは俺たちに任せてろって!」


 小松が俺に撤退しろと叫ぶ。

 ……これはまさか、こいつらに今までとは違う俺を見せられるチャンスなのでは!?

すでに見た目で全然違うと思うが。


「あった! ……ってやばい!」


 毒針がこちらに目掛けて飛んできた! やばい! 死ぬ!

俺は無意味と思いながらも、目を瞑り、腕でガードをした……。

 ……死んだのか? 不思議と痛みはない。

目を開けると、蜂のモンスター……メガルホーネットの腹部に矢が刺さっていた。


「ふぅ~間一髪って感じ!」

「すげぇじゃん悠里! 二弾発射できるようになったんだ!」


 どうやら羽田が俺を助けてくれたようだ。

あぁクソ! 結局こんなんかよ!

まぁいい! 次は俺が決めてやるぜ!

俺は鍵を抜いた


「おい金剛! 今のうちにこっちに……って髪が……」

「一瞬で黒くなった!? ていうか服も!?」


 小松と羽田が驚愕の声を上げた。

見てろ、あの時の俺とは違う!

俺は魔法スキルの鍵を刺した。


『魔法スキル!』


 音声の後に、ロックな待機音がダンジョンを駆け巡る。


「え!? なにこの音!?」

「おい!? 金剛!?」


 もうあの時の俺じゃない!


『やっぱ鍵スキルは使えねぇな!』

『レベル1は足手纏いなんだよ!』

『クソの役にも立たないわね!』

『使えない人……』


 ……つい、夢の事を思い出してしまった。

でも俺は。


「いけ! 昇!」


 シェダルから受け取った腕輪がある!


「あぁ! スキルチェンジ!」


『スキル解放! 唱えすぎる! 魔法スキル!』


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ