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第四十話 レベルアップ、つい叫ぶ!

「確かここは第二階層の入り口の近くだっけ?」

「うむ、そうだ」


 初めて安息の地に来た時のシェダルの発言を思い出す。


『確か……第二階層の入り口の近くだったかな?』


 こんなこと言ってたな。


「さ、奥へ進もう!」

「ちょ、ちょっと待て! 俺のレベル知ってるだろ!?」


 レベル1の人間に何やらせようとしてんだ!


「よくよく考えたらな、お前、モンスターを安息の地で倒したろ?」

「あぁ……」


 あの時のデカいゴブリンか。


「それでレベルが上がってるんじゃないか?」

「あ、そうか」


 携帯を出してチェックしてみる……って、電源消していたのを忘れてた。


「ステータスオープン!」


 画面に俺のステータス画面が表示された。


「おぉ! それが今現在の日本のステータス確認のやり方か!」

「ウトピアでは違うの?」

「ウトピアではステータスボードなどという、ステータス確認のためだけのペラッペラな水晶の板を持ち歩かなきゃいけなかった!」

「めんどくせぇな、それ」

「だろ? 恐らくこの星の技術を吸収してそれを作ったんだな! ところで、レベルはどうだ?」

「あ、あぁ……」


 画面を見てみた、すると……


------

金剛 昇

NOBORU KONGO


国籍 日本国

スキル 鍵

レベル15


在籍 県立祇園高等学校

------


 おお! これは……


「上がってる……」

「良かったな! おめでとう!」


 本当に……? 嘘じゃない……?


「よっしゃああああああああああああああ!!」

「ば、馬鹿! 大声を出すんじゃない!」

「え? あっ……」


 シェダルの制止する声で我に返る。

 すると奥の方から、魔物の目が複数見えてきた。

やべぇ、あまりの嬉しさについ叫んでしまった。


「仕方がない……応戦するぞ!」

「お、おう!」


 俺たちはドライバーを構えてモンスターへ向かった。



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