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第二百四十二話 影の乱入、早く向かう

「やめろ! 昇!」


 翔琉は咄嗟に駆け寄り、攻撃を阻止しようとした。

 剣で槍を跳ね返し、間一髪で突き刺さることは無かった。

 だが……。


「邪魔だ……邪魔だ!」


 昇は翔琉に向かって槍を突き刺そうとした……が。


「昇! 歯を食いしばれ!」


 突如、白き影が乱入した。

 白き影が攻撃を仕掛け、昇は地面に倒れた。

その影とは……。


「……シェダルちゃん!」


 シェダルだった。



 私は桐生地区で一番記憶に残っている建物……薫の実家である岩国輪業の前に転移した。

 恐らく狙いは薫か愁……どちらかは不明であるが、薫は無事なのだろうか?

 ……昇はここに来たのか? だが、そのような気配はない。

 ……まだ来ていないだけかもしれない。

 そういえば、薫は無事だろうか? 昇も心配だが、一度薫の家を確認しなければ……。

 私は岩国輪業の戸をノックし、開けた。


「薫! 無事か!?」


 ……返事は無かった。

 薫のお爺さんもいないということは……避難したのか?


「スキル必殺!」

『声紋認証!』


 遠くから、そんな音が聞こえる。

 ……これは……薫!? 助太刀しなければ……

 とにかく、一度鍵を変えよう!

 私は鍵を入れ替えた。


『鍵スキル!』

「スキルチェンジ!」

『スキル解放! 凄すぎる! 鍵スキル!』


 待っていろ! 薫! 今そっちに向かうからな!

 私は音がした方へ急行しようとした……が。


「な、なんだあれは……」


 突如上空から金色の塊のような物が降りてきた。

 アレは……。


「……昇か!?」


 いかん! 早く向かわなければ!

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