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第二百三十五話 誰が原因? 私が原因

「ダンジョンとスキル社会……」

「よく分かっているじゃないか、シェダルくん」


 シェダルの言う通り、そこが違う。

 今現在、世界中がスキル社会を導入しているのも、各国がダンジョンが日常生活である中で逞しく成長していたウトピアを参考にしたら……間接的にウトピアが発端だ……ならば……。


「じゃ、じゃあ……この転移装置は……」

「あぁ……私が開発した……私とシェダルくんの故郷、ウトピア国を、我々の星から、この星……地球へと持ってくるための装置さ!」

「そ、そんなこと……」

「できるわけがない? どうかな? 普段使っている携帯電話の機能……ステータスアプリだって、最初はそう言われていたさ……だが、今現在、この目で見ているだろう?」

「……」


 俺は信じられなかった、いや……信じたくなかったのかもしれない。


「……まさか、潜入した時に誰1人として社員がいなかったのは」


 シェダルが社長に質問をする。

 確かに、これの理由は……。


「あぁ、今日は臨時休業だよ……君たちというお客様を私が直々に出迎えなきゃいけないからねぇ……」

「……」


 俺たちを迎える?


「……俺たちがお客様?」

「あぁ、ちょうど君たちにこれを見てもらいたくてさぁ、これで理解できたよね? 何が原因でウトピアがここに出現したのかを」

「……見せるため?」

「あぁ……もう隠す必要がないからね……君たちには本当に迷惑しているんだよ、毎回毎回モンスター化した人間を倒すからさぁ……」

「……モンスター化した人間?」


 まさか……ヒューモンスター事件を起こしたのは……。


「あぁ、あの騒ぎを起こしたのは私だ。まぁ怒らないでくれよ、これも発展のためだ」

「……発展?」


 何を言っているんだ……こいつは。

 騒ぎを起こした? ……発展のため?

 そういえばシェダル、携帯を解析した時に……。


『これ? ただの基盤の一部ように見えるけど』

『これはどこかに送る為の送信機みたいなものだな』

『送信機?』

『あぁ、だが何の送信機かは分からん……』


 まさか、その送信機で……変身した人の何かを集めていた?


「ま、データは集まったからね、今はもうどうだっていい」

「……データ?」


 何のデータだ? ……戦闘データとかか?


「それよりも、この転移装置、美しかろう? 最初はただ戦略的撤退の為に領土を異動させるための装置だったのだが……改良に改良を加えて、ついに違う惑星まで移動させることができた! しかも……ダンジョンも移動できるとは驚いた!」


 ダンジョンを移動……つまり……。


「じゃあ、ダンジョンが蔓延しているのも、その影響で世界中にスキル社会ができたのも……」

「ま、私が原因だね」

「よくもそんな軽々しく……」


 俺は思わず握りこぶしを作り……ヒース社長目掛けてそれをぶつけようとした……が。


「遅いねぇ……やっぱその鍵とかいうクソスキルじゃ、私には敵わないよ」


 ヒース社長に軽々と避けられてしまった。

数時間前、誤って試作段階の原稿をコピペしてしまい投稿してしまいました。

混乱を招いてしまい申し訳ございません。

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