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第百二十二話 始まる戦闘、突如来訪!?

「うおおおおおおお!!」


 愁は鎚を構え、突撃しだした。


「こら! 考えなしに突っ込むな!」


 シェダルの声は届かず、愁は鎚でゴブリンヒューモンスターに攻撃をする……が。


「えぇ!? 嘘だろ!?」


 愁の攻撃は、片手で防がれてしまった。


「お前も……この社会を潰すのかぁ!?」


 ゴブリンヒューモンスターはそう叫び、愁をもう片方の腕で吹っ飛ばした。

 愁は道路の反対側まで吹っ飛ばされた。


「愁!」

「……愁さん!」

『愁!』

「言わんこっちゃない……」


 後ろを振り向くと、愁は生身の状態で、体を抑えていた。


「……仕方ない、私が何とかする! ここは頼んだぞ!」

『お、おう!』

「まかせて!」

「……はい!」


 どうしよう……近接攻撃が効かないなら……これだ!


『ここは俺に任せろ!』


 俺は両腕のミニガンをぶっ放した。


「薫ちゃん! ここはウチらも!」

「……はい!」


 2人は携帯を外し、暗号を唱えた。


「スキル必殺!」

「スキル……必殺!」

『『声紋認証!』』


 2人は再び携帯を嵌める。

 ……援護するなら早く! こいつミニガン効いてるっぽいけどこっちに攻撃してくる余裕はあるっぽいから!


『グリーンアーチャー! サイクロンフィニッシュ!』

『ヴァイオレットマジシャン! エレメントフィニッシュ!』


 悠里の武器から、緑色の巨大な矢が、薫の武器からは紫の光線が発射される。

 ゴブリン集団は全滅し、ゴブリンヒューモンスターは致命傷を負ったのか、跪いた。


「はぁはぁ……」

「もう……無理……」


 薫と悠里は倒れた。


『2人とも! 大丈夫か!?』

「大丈夫だけど……」

「戦う力が……」

『2人は一旦変身解除しろ! これ以上は危ない!』

「う、うん……」

「……すみません」


 2人はスキル解除を唱え、装甲を脱いだ。

 しかし、まずいな、このままじゃ2人もやばいし、なによりこのゴブリンがいつ起き上がるか……。

 仕方ない! 今はミニガンを……。

 ……そうしようと思ったその時、後ろから車両が停車する音が聞こえた。

 後ろを振り向くと、バイクに跨る魔女っぽい女性と、バギーに乗る騎士風の男性と……あれは……。


『ラーメン屋の店主さん!?』


 なんでこんなところに……?

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