閑話 通知
「よっしゃ! 討伐完了!」
小松、三沢、羽田、岩国の四人は協力をして、第一階層の魔物たちを一掃した。
「ウチらならこの階層はもう余裕だね!」
「さ、片付けして奥に……っと通知だ」
「あ、俺もだわ」
「愁もか?」
「あ、ウチも」
「……私も」
四人同時に通知が入るというのはかなり珍しい事だった。
それもその筈、内容は四人とも、同じ人間から送られたメッセージの通知だったからだ。
「うお!? 金剛じゃん!」
小松は初めての昇のメッセージに驚愕した、内容はこうだった。
『今までの事は謝る、申し訳ない。』
「謝る? 何言ってんだろ?」
羽田はメッセージを見て困惑した。
続けて違うメッセージが送られた。
『今、みんなの力がどうしても必要なんだ、力を貸してほしい。』
「なにかあったのかな? 翔琉、どう思う?」
「まぁなんにせよ、仲間のピンチだ! 助けるのが普通だろ!」
「だな!」
「うん!」
「……」
四人の意見が合致した。
皆、一斉にメッセージを送った。
『@金剛 昇 もちろん! 協力するぜ!』
『@金剛 昇 俺も!』
『@金剛 昇 ウチらにできる事なら!』
『@金剛 昇 協力します! (`・ω・́)ゝ』
「一体何があったんだろうな?」
4人は、『仲間』の返信を待った。




