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NTRが苦手な方のための一章のまとめ

主人公である小園井音は、自分が心臓病により余命が半年余りであることを親友である播川瑞羽に伝えようとしていた。


しかし、小園井音は呼びつけた場所で播川瑞羽が学年一の人気者である秋窪紅葉とキスしている姿を目撃してしまい、動転し家に帰宅する。


元々、学校にはもう行かないつもりでいた主人公は、学校を休んで播川瑞羽から連絡があるのを待っていたが、いつまで経っても連絡が来ず、主人公は彼女に疑念を抱いてしまう。


絶望した主人公はVtuber文化に癒やされ、特に小田之瀬積み香というVtuberのおかげで余命が訪れるまでをそれなりに愉快に過ごしていた。


しかしその後、主人公は一人も友人がおらず、ただVtuberの配信を眺めるだけの自分の延命治療のため両親が貯金を切り崩す様子に疑問を覚える。


そのため発作が訪れても病院には言わないようになり、緩やかに死に向かっていった。


しかし、もう命も尽きようかという時、病床に播川瑞羽が訪れ本当は何が起こったかを聞かされる。


そこで聞かされたことは、播川瑞羽が過去に起こった『メトロトレミー子役脅迫事件』の犯人であるということを切っ掛けとした、一連の事実である。


『メトロトレミー』とは、主に女子中高生に当時熱狂的な人気のあったコンテンツで、子役脅迫事件をきっかけに終わってしまったコンテンツでもあった。


播川瑞羽は、中学生の頃「くじらの小部屋」という『メトロトレミー』のキャラになりきるなりきりチャットに参加していたのだが、彼女は次第に「くじらの小部屋」内の辻凜花というキャラとの会話のみが自分の居場所だと感じるようになっており、その感情の爆発から脅迫状を送りつけた。


そこまでは単に播川瑞羽が犯罪を起こし一大事を起こしたというだけで済む話であったが、播川瑞羽は高校に入った際、くじらの小部屋の辻凜花になりきっていたことを自ら主張する学生である主人公に巡り合ってしまう。


脅迫について負い目を感じていた播川瑞羽は、くじらの小部屋の話題を出さないよう主人公に言いつけるだけだったが、欲に負け次第にいつも一緒にいるようになってしまう。


そのまま幸せな日々を一年ほど過ごした二人であったが、ある日播川瑞羽の元へ秋窪紅葉という女性が訪れる。


秋窪紅葉によると『メトロトレミー』の舞台が再び計画されているらしいが、その舞台の内実は脅迫事件の裏で何が起こったのかの暴露ショウなのだった。


主人公である小園井音は一方的に惚れられただけなので非はないのだが、それでも暴露が行われれば女性同士であるということも含め、心無い誹謗中傷を受ける可能性が高いと、播川瑞羽は判断した。


さらには、小園井音は『メトロトレミー』のファンだということもあり、自らがコンテンツの終焉に関われば、傷ついてしまうかもしれない。そう考えた播川瑞羽は、主人公を守るために主人公から離れることにしたのだった。


しかしそれは播川瑞羽を気に入っていた秋窪紅葉の狙いでもあった。


秋窪紅葉は傷心の播川瑞羽に告白し、成功させる。播川瑞羽も、秋窪紅葉と共に過ごしていくうちに、彼女の心に秘めた傷に気付き、心を寄せるようになった。


しかし、秋窪紅葉は主人公の病を知っていたにも関わらず播川瑞羽にそれを隠していたのだ。


病床に訪れた播川瑞羽は主人公が死のうとした間際にそれを気づいた、ということだった。


それを聞いた主人公は播川瑞羽に遺言を託し死んでしまったが、何の因果か、タイムスリップして復活するのだった…。

事件の知識を持ったまま…。




こちらのあらすじを読んで、あ!これなら大丈夫だな!と思われた方は一章をお読み頂くことを勧めます。

一章の離別を経験しておくと、二章以降もエモくなりますので…。


それと一章段階でよく分からないところがあってもこっからは百合百合するだけなので大丈夫です。

というか一章色々起きすぎだよね…


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