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お題「推理」

 がんばっている自分へのご褒美に、苺のショートケーキを買った。白色の箱は、まるで宝石箱のよう!


 わくわくしながら帰宅して、テーブルの上にケーキを置いた。洗面所で手を洗う。それから、紅茶のティーパックが自室にあることを思い出した。


 足どりは軽やか。るんるん気分で取りに行った後、キッチンでお湯を沸かす。お皿とフォークも用意して、再びテーブルを見た。


「え」


 ケーキがない!


 箱ごと消えてしまった!


 バッと、子ども部屋のドアを開ける。弟たちは仲良くゲームをしているところだった。「あたしのケーキっ!」と詰め寄ろうとして、思わず叫ぶ。


「やだ、ゴロー! 生クリームついてる!」


 その瞬間。弟たちは全員一斉に、自らの口を拭った。

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