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お題『レジャー』

 待ちに待った夏休み。

 私の娘は天国のレジャー施設へ行く、らしい。


「……って、えぇっ!?」

「そんなに驚くこと? だって、国内線だよ?」

「そっかぁ。国内かぁ」

 黒電話の受話器を、私は強く握りしめながら。

 時代が大きく変わってしまったことを感じていた。


「お土産、買ってくるからね」

「冥土の土産は持っていかなくてもいいの?」

「お、お母さん!? ちゃんと帰ってくるってば!」

「でも、気に入ったら帰ってこないんでしょう?」

「う、うん」

「えぇっ!?」

「うそうそ、絶対に帰ってきます!」

 会話をしたあとで、私たちは笑いあった。


 でも、結果的に2度と娘は帰ってこなかった。

 それから私は、ずっと。

 娘のところへ行きたい衝動を抑えきれずにいる。

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