十人十色
人の心は十人十色…
沢山の優しさを求める人
沢山の幸せを求める人
沢山の悲しみを求める人
沢山の痛みを求める人
沢山の愛を求める人
沢山の……
求める事で
「自分」の存在価値を摸索している
私もずっと探しいるのかもしれない
自分に似た人を
自分を幸せに導いてくれる人を
探しているのは
刹那の楽園ではない…
不安定な心に鞭を打ち
今日も探すさ
私の居場所を
今日も歩くさ
イバラの道を
いつか見つかる心の安住の地を目指して…
それは近くにあるかもしれない…
それは遠く…
遠くにあるかもしれない…
求める心は闇と光のはざまを彷徨う
いくつかの代償をはらいながら
心休まる時を求めて
人に触れる事で淋しさを紛らわす事は…
もうしない…
時にそれは
「人」を
「自分」を傷付けるから…
触れ合う心を抱き締めたい
力一杯…
息が詰まるくらいに
私は抱き締められて窒素したい
寂しがり屋の心を
そして誰かに伝えたい
この思い
心が…
魂が折れてしまう前に…
人の心は十人十色…
沢山の色で造られる世界
「自分でいる」
その言葉の難しさ…
出来ない事への不甲斐なさ
だから今日も探すのさ
闇と光のはざまで…
自分と同じ色を持った人を…
ずっと…
世界の果てまで…
この心と体が無くなるまで…