Pain to the world
ここからは「Pain to the world」のネタバレを含みます。
ネタバレを好まない方はぜひ、本編を読んでからいらしてください。
くじゃくの言葉遊び作品第一弾として掲載されたのが「Pain to the world」通称「Ptw」です。
まず簡単にあらすじをば。
痛みの存在しない「幸せな世界」ループで唯一、痛みという感覚を持ち、世界がある時間を繰り返し続けていることを自覚する少年の終焉までの物語。
「Ptw」は「all over the world」というシリーズの第一弾でもあります。
さて、この作品の言葉遊びですが、これは「タイトルで遊んでいる」と公言しておりました。
さして難しい遊びではありません。
ここから先の解説は本格的にネタバレとなるので、ネタバレを好まない方はブラウザバックをおすすめします。
「Pain to the world」のエピローグ前、タイトルと同名のサブタイトルになっている話の中にこの言葉遊びを解く鍵があります。
「Pain to the world」の回では、主人公が王と対峙し、王の運命に幕引きをします。その際、主人公は王にこう叫びました。
「王は二人もいらない」
「Pain to the world」の文字の羅列には「o」が二つありますよね。これはそのどちらかを抜く、ということだったんです。
「王」=「o」は「二人」=「二つ」もいらない、ってわけです。
そうなると↓
Pain to the world
Pain t the world
Paint the world
……となるわけです。
つまり、この言葉遊びの答えは「Pain to the world(世界への痛み)」の中に隠された「Paint the world(世界を描け)」という言葉だったんですね。
最後に、主人公の名前について。
九JACK作品でのあるある「主人公に名前がない」スペシャルがこの作品でも当然のように起こったわけですが。
実は、出せなかっただけで、主人公に名前はついていたんですよ、という誰得裏話があります。
ところが、この作品のもはや神様的存在であるサイくんが、主人公の名前の公開を許してくれないので、この主人公は公式名前なしで通しています。
どうしても主人公の名前が気になる、という方には九JACKまでメッセージをくだされば、こっそりお教えします。ただし、ご自分の胸に秘めておいてくださいませ。