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小説未満

小説未満「睡」

作者: 葱間涼

彼の話を聞きたい?

良いだろう 彼の話をしよう


彼は何時も寝てばかりいた

朝も授業中も夜も寝てばかり

立ったまま寝たりもするんだ

私は何時も困ってた


寝てる時間の方が起きてる時間より長くて

少し私は寂しかったかな


しかも困ったことに眠りが深くてね

ちょっとやそっとじゃ起きやしない

揺すっても叩いても

彼は眠ったまんまなんだ


まぁ そこが可愛い所なんだけど。



彼は何時も笑顔だったよ

思い出したように起き出しては

私の顔を見て微笑むんだ

とても微笑ましい話


私の知ってる彼の顔はどれも笑顔ばっかりで

そうだね とても暖かったよ


でもねそんな彼も偶に泣くんだ

ちょっとやそっとじゃ泣き止まない

笑いかけても共に泣いても

彼は泣いたままなんだ


私はとても悔しかったさ


ん?そうだよ 私は彼が大好きだ

え?彼はどこに行ったって?

あぁ 君はホントに忘れたんだね

いや なんでもないよ


ほらさ 彼は寝るのが好きだから

今も眠っているんだよ

君もいずれ出会うかもね

まぁ 焦る必要はないから


ゆっくりと起こしてみようね


二人称練習のつもりが詩っぽくなってた話

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