友達のようなもの
加奈橋の通う私立情報システム専門学校付属高等学校は、情報システムなどを専門とした、専門学校付属の高校で加奈橋が通っているのは、付属の普通校のようなものだ。総合生徒数約1200名、1学年約400名、1クラス約40名で、10クラスある、大体教科は国語、数学、社会、情報、英語、家庭科、音楽、保健体育、理科の9教科あり、教師も教科ごとの先生と、その他の何してるか分からん先生みたいな人達と意外といる。加奈橋のクラス2年1組今日の時間割は国語、体育、音楽、数学、英語、情報だ。
なんとか1時目の国語には間に合った、とはいえ、国語教師の安藤大樹こと安藤先生は、
僕のクラスの担任でさっきまでこの教室で朝のホームルームをしていたので、
やはり僕は、遅刻認定となった。
「国語でさえなければ、」そうやって僕自身の無駄な足掻きを
後悔していると、「ねぇ」隣の席の女子から話しかけられた。
こいつは学校での仲間的な立ち位置の人、忘れ物常習犯の鈴森だ。
「お?今日は何を忘んだ?」「なぜ分かった!」
「いつもの事だから」「は?それだとまるでぼくが、いつも何かしら忘れてきてるみたいじゃないか!」
「事実だし」「ちゃんと忘れてない日もたまにあるし。」
そんな風に、冗談混じりの生産性のない雑談で笑い、
友達と言う関係性を維持する。ちなみに今日は筆箱を忘れたらしいので、
鉛筆と消しゴムを貸してやった。
まったく、おもしれぇ女だよ、いと笑しだ。
国語では最近古文をやっている、たまに詩の暗記をしなければいけけないのでめんどくさい。
「何で遅刻したの?珍しいね」案の定聞かれた、
この場合なんて説明するのが正しいのか、正直に話ても誰も信じない気がする。
「昨日近くで殺人事件あったから家に警察が来た」
余計な事考えるのも面倒なので、そのまま話した。
「あ~ネットのやつか、先生に話したら多分遅刻無効だよ?」知っていた、
それもそうだ、不本意ながら僕の出演した殺人現場の笑ってる人はバズっている。
雑談が終わった、僕らは授業に戻る、
笑ってる理由を聞かれなかった事に僕はすこし安心した、
自分が思うほど周りは僕に興味がないらしい。
「先生に言ったら多分遅刻免除だよ、警察絡んでるし。」
思いついた様に鈴森がそう言ってきた
「めんどいし遅刻でいい、」と僕は即答し「あーね」またお互い授業に戻った。
1時目の授業が終わった、2時間目の体育は4組と合同でやる、
男子はチームを組んでサッカーする訳だが、組む相手がいなくて余った。
鈴森、女子は別授業でバレーをやっている。
4組と合同のおかげでこいつら、
華川と川島とは組めた、
これらも学校での仲間的な立ち位置の人だと思う。
とは言え人数的にもサッカーはできないので、
足キャッチボールをしつつ雑談をしていた。
「今回奏音(鈴森)筆箱か」
「俺が音楽で優希は体操服葵(川島)は国語って予想だっけ?」
「全員予想外れてんのなw」僕たちは鈴森が何を忘れるか賭けをしていた。
全員で予想して外れた人が奢ると言う賭けだっが、
見事に全員外れていた、この場合は、
じゃんけんして鈴森にこの中の誰かが奢ることになる。
体育の次は音楽、今日は音楽鑑賞的なやつだった、
4時間目、数学(図形)も終わり、休み時間になった、
僕ら余り物チームで公売に向かう「お前筆箱忘れるか?普通」
「あれ?言ったけ?」「さっき体育の時に聞いた、」
「なるほど、で?誰が勝った?」この賭けをしている事は
鈴森も知っていた、もちろん誰が何を忘れるかの予想までは
言っていない、それをすると賭けの意味が無くなるからだ、
「全員予想外れたよw」「じゃあなんか奢りね」学食に行き、
それぞれは何かしらの食べ物を頼んで食べる。
「疲れたー帰っていい?」「あと2時間で終わりだよ」
「まぁね」とまぁ雑談しつつ学食を食べる。
食べ終えた後もしばらく雑談し、しばらくして解散になり
賭けをしていたチームでじゃんけんをする。
それぞれ自分の分を払い、ジャンケンに負けた僕は鈴森の分も払う。
そして僕らは解散した、解散したあとそれぞれの教室に戻る、
僕と鈴森が同じ1組で、華川と川島が同じ4組だ、
解散の時に校内デートともからかわれたが、はいはいと無感情に返した。
僕もそしてこいつもお互いに恋愛感情なんて全くない、
僕らは全員距離が近いだけの他人だ。
教室の前まで着いたが、僕の席の辺りが陽キャに占拠されている、
隣の席の鈴森も巻き添えを食らっていて、僕らは外で時間を潰すことにした。
特にやることも無いし、図書室も閉まっていたので、なんとなく校庭に出た。
ここでも特にやることはない、僕たちは学校の壁際に座り雑談をした。
「お前は別に引き返さなくてもあの会話に入れただろ?」
「うーんまぁそうだね、ぼくは君と違って陰キャじゃないし入る"だけ"ならできるだろうね」
若干皮肉を込めたような口調でそう返してきた。
「そっかそういえば嫌われてたな、お前。」「嫌われる対象もいないお前よりはぼくの方がマシだろ」
「うるせえ」そう、こいつがこのグループ余り物チームにいる理由はこれだ、
こいつは目立ちすぎて嫌われている、
理由はさておき教室に戻れない僕たちは、
雑談をしつつ時間をしばらく潰す、
チャイムがなるギリギリまで待ち、
そしてしばくらくして教室に戻り席につく、
5時間目が始まる英語の時間だ、
英語で英語の授業をしているので正直何を言ってるか分からないが、
部分的なら分かるところもあるまぁ結局何を言っているのか分からない、
英語も終わり最後6時間目の情報はテスト課題、
小テスト的なやつだった、最初の何分かで課題を完成させた僕は、その後寝ていた。
そして帰りのホームルームになり先生の小話が永遠と続く正直興味ない、
下校時刻になり、下駄箱に行く僕が靴を履き替えようとしたとき、
安藤先生から声をかけられた。
〈余り物チーム〉の情報
(加奈橋調べ)
鈴森奏音♀
誕生日 4月1日
好きな事 食べる事
嫌いなもの勉強
性格 ???
趣味 ???
特技 ダンス
陽気な雰囲気の忘れ物常習犯
川島葵♂
誕生日 5月6日
好きな物 お菓子
嫌いなもの オバケ
性格 ???
趣味 ???
特技 ???
いじめられっ子で見た目が女の子ぽいと馬鹿にされていた
華川裕人♂
誕生日 8月8日
好きな物 ゲーム
嫌いなもの ???
性格 ???
趣味 ???
特技 記憶力がある
鈴森の誘いでいつの間にか<余り者チーム>の一員になっていた
加奈橋優希♂(僕)
誕生日 12月8日
好きな物 金
嫌いなもの 金
性格 クソ野郎
趣味 現実逃避
特技 ないと思う




