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処刑された7歳の俺、天使と悪魔の混血だったので全属性が目覚めました 〜禁忌の子は魔の森で世界に選ばれる〜  作者: ぴすまる
第三章:森の外・彷徨編

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第55話

 目を覚ましたとき、外はもう明るかった。

 朝なのかどうかは、分からない。


 体を起こす。

 背中が、少し冷たい。

 床が硬い。

 動くと、腕の痛みが残っている。


 外の音。

 通りは、もう動いていた。

 荷の音。

 人の声。

 金属がぶつかる、乾いた響き。


 立ち上がる。

 服を直す。

 同じ服。


 外に出る。

 匂いが混じる。

 木。

 鉄。

 土。

 焼いた匂い。


 壁際。

 影のある場所。

 道具のそば。

 邪魔にならない。


 通りでは、作業が始まっている。

 大人たち。

 箱。

 声。


「それ、こっちだ」

「先に積め」


 こちらには、来ない。

 一度、目が合う。

 すぐ、逸らされる。


 動かない。

 呼ばれない。


 少しして、別の子が来る。

 年は、近い。

 声。

 箱。


 見ていた。

 金属の音。


「……それ、軽いのだけな」


 ルガ。

 端に寄せられた箱。

 小さい。


 うなずく。

 縄をほどく。

 持つ。

 運ぶ。

 置く。


 それで、終わり。

 次は、ない。


 通りは、続く。

 立つ。


 腹が鳴る。

 小さく。


 昼。

 匂い。

 煮たもの。

 焼いたもの。

 パン。


 門。

 セイン。

 遠い。


 夕方。

 音が変わる。

 箱は、ほとんどない。


 ルガ。

 忙しい。


 壁際。

 追われない。

 怒られない。

 呼ばれない。


 日が傾く。

 影が、伸びる。


 立つ場所。

 そこに、いる。

 今日も。

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