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禁忌の子レイ  作者: ぴすまる
第四章:三界衝突編

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124/162

幕間

 決まったことは、何もない。


 管理は続いている。

 確認も、保護も、止まっていない。

 書架の頁がわずかに揺れ、光が反射して、存在の輪郭を残す。


 誰かが間違えたわけでもない。

 悪意があったわけでもない。

 それでも、前と同じ場所には、

 もう戻れなかった。


 境目は、誰にも示されないまま、

 少しだけ、ずれている。

 空気の密度が変わり、石の冷たさが、手に残る。


 触れられていないのに、

 触れられなくなった、

 という距離。


 何も選ばれていない。

 何も始まっていない。


 それでも、世界のほうが、

 一歩だけ、

 先に行ってしまった。


 微かな振動が、床に伝わり、光はゆらぐ。

 存在しながら、存在に触れない。

 それだけが、確かに置かれている。

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