表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/87

溺愛

ファルマンは、ニノンに相応しいドレスをいくつも仕立て、装飾品や靴も相応しいものをたくさん与えた。そして、家庭教師も付ける。


結果ニノンは、その類稀なる才能を開花させた。読み書きが出来るようになると、率先して勉強をこなし同年代の子供達よりも数倍早く知識を蓄えた。これにはファルマンも目を見張る。


「ニノン。お前は本当に優秀だな」


「えへへ、うん!」


ニノンは傷んでいた髪も切って揃え、栄養ある食事を摂ることで肉もつき、それはそれは可愛らしい公爵家のお姫様へと変身した。その優秀さも含めて噂となり、領民達はそんな幼いニノンに期待を抱いて貴族達はこぞって息子をぜひ婿にと勧めてくる。


ニノンはそんな中で、ファルマンから与えられたお小遣いの一部を使って高いポーションを買って病人や怪我人に無償で与えたりしてさらに領民達からの信頼を勝ち取った。


そしてニノンはファルマンが勧めてくる縁談を、実際に会って自分の目で相手を確かめ選び抜いた。浮気をしそうにない、垢抜けないが実直な人柄の少年を選んだ。ファルマンも満足げに頷いていたので問題もない。


ニノンはもう立派な公爵家のご令嬢である。そんなニノンに、パパは今日もメロメロだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 無償は良くないけど、子供だから許される
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ