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なろうラジオ大賞3

101回目の告白で付き合ってくれるらしいんだが、ずっとカセットテープレコーダーを回されていて恐怖しか勝たん

作者: だぶんぐる
掲載日:2021/12/04

リハビリ作品第4弾。


「第3回下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ大賞」参加作品の為、1000文字以内の超短編です。

「僕の人生という映画の主人公は君だ!」


「アンタが言うとクサすぎる」


「君と二人で時計の針を進めていこう!」


「分かりづらい」


「俺という荒波を乗りこなせるサーファーはお前しかいないんだ」


「波激しそうでやだ」


「おい! マジなんだこの時間!」


俺は公園の真ん中でツッコミを叫ぶ。


目の前には俺の好きな人。須藤彩音。


きっかけは話すと長い。


それは一時間前、俺が彼女に初めて告白した時のこと。


「本気度が伝わってこない。本当に好きならあと百回違うパターンで告白してみなさいよ!」


以上! そして、今に至る。


「俺がハットトリック決めたら、付き合おう!」

「多分一生無理だよ。アンタ将棋部じゃん」


「俺がオーパーツを見つけてこれたら付き合おう!」

「アンタ将棋部じゃん」


「僕の人生という車の助手席には君が座って欲しい!」

「アンタ運転ヘタそう。将棋部だし」


「この、サイコロで……! ピンゾロが、出たら……! お前は、俺と付き合う……! ざわ……!」

「なんて傲慢……! 焼けた鉄板の上で五体投地しろっ……!」


「ひひ、君を密室に閉じ込めて飼いたい」

「どっちが飼い主かはっきりさせてあげましょうか」


「鏡よ鏡よ、鏡さん、俺と付き合ったほうがいい女の子はき~みだ☆」

「い~やだ★」


「お菓子、食う? 付き合ってくれたらあげりゅ~」

「キモイ。お菓子よこせ」


「雪だるま、つくろ~」

「おい、アホとガキの将棋部」


「俺と君が出会った。そうそれは正に運命の交差点クロスロード! 付き合おう」

「クロスチョーップ!!!」


「ふっ……ざけんなぁあ~! お前、いい加減にしろよ!」

「アンタもね」


確かに、ちょっと途中から楽しくなってきてた。数もう分かんないし。

ていうか、お前も楽しそうじゃん。とニヤつく須藤を見ると手にはカセットテープレコーダー。


「っていうか、待て……お前……それ、ま、回してたのか!?」

「もち。あとでニヤニヤさせていただきま~す」

「アホかああああ!」

「アホはアンタ。将棋部の癖に」


「はあ~、マジかよ。じゃあ、これは? ……『俺にお味噌汁毎日つくってくれないか』とか?」


……あれ?


あのツンデレクイーンが顔真っ赤にしてもにょもにょしてるんですけど。


********


『俺にお味噌汁毎日つくってくれないか、俺にお味噌汁毎日つくってくれないか、俺に……』


「ふふ……」


私は、アイツの告白を鬼リピしてニヤニヤしながら、明日のデートに思いを馳せた。


最後までお読み下さりありがとうございました。


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