表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

かつて僕を振った幼馴染に、お月見をしながら「月が綺麗ですね」と言われた件。それって告白?

作者:久野真一
 2021年5月26日。「スーパームーン」と呼ばれる、満月としては1年で最も地球に近づく日。
 同時に皆既月食が重なった稀有な日でもある。
 社会人一年目の僕、荒木遊真(あらきゆうま)は、
 実家のマンションの屋上で物思いにふけっていた。

 それもそのはず。かつて、僕を振った、一生の親友を、お月見に誘ってみたのだ。
 「せっかくの夜だし、マンションの屋上で、思い出話でもしない?」って。
 僕を振った一生の親友の名前は、矢崎久遠(やざきくおん)。
 亡くなった彼女のお母さんが、つけた大切な名前。

 あの時の告白は応えてもらえなかったけど、今なら、あるいは。
 そんな思いを抱えつつ、久遠と共に、かつての僕らについて語りあうことに。

 そして、皆既月食の中で、僕は彼女から言われた。「月が綺麗だね」と。
 夏目漱石が、I love youの和訳として「月が綺麗ですね」と言ったという逸話は有名だ。
 とにかく、月が見えないその中で彼女は僕にそう言ったのだった。

 これは、家族愛が強すぎて、恋愛を諦めざるを得なかった、「一生の親友」な久遠。
 そして、彼女と一緒に生きてきた僕の一夜の物語。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ